ドル債購入、為替誘導批判、日本市場開放の“トリプルボギー”も
ロスチャイルド、ロックフェラー氏らとのゴルフは、金融面で日本がいろいろ注文される場でしかないかもしれず、大腸炎の難病を抱える安倍総理にとっては、何時間も「人質」にとられ、休むこともできない環境は、かなりハードなものになります。
首脳会談だけなら2時間の辛抱で済みますが、私邸訪問や大統領専用機で移動し、ゴルフで何時間も付きあえば、休む時間もとれません。
最悪の場合、ドル債を買う羽目になるうえに、円安誘導批判が消えず、自動車の自主規制、農業解放を迫られる事態も念頭に置く必要があります。その場合ドル円は112円のチャートポイントを下に抜け、円高が進んで株価が大きく売られる懸念があります。
逆に米国が日本の提案を歓迎し、円安や自動車不均衡を不問に付せば、改めて円安が進み、株価は2万円越えとなります。
それ如何で市場は天と地の差がありますが、何しろ米国を含め、既存の秩序を破壊しようとしているトランプ大統領には、これまでの手法、常識が通じません。最悪の事態にも対応できる柔軟さが必要です。
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・トランプ大統領で黒田緩和は継続可能か(2/3)
・抑制が困難なトランプの暴走(2/1)
※本記事は、『マンさんの経済あらかると』2017年2月6日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『マンさんの経済あらかると』(2017年1月27日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。