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「家賃のクレジットカード払い」で得する人、損する人、本当に困る人=姫野秀喜

大きく改善する「入居審査」

これまでの入居審査では、その入居希望者の会社や連帯保証人などに確認を行い、ちゃんと滞納しないかを確かめていました。

しかし、この方法には限界があります。以前にお話しした在籍屋のように、架空の会社に在籍しているように見せかける業者も存在しているため、大家を騙そうと思えばいくらでも騙せるのです。在籍屋は、架空の給与明細なども作るので、大家に見抜くことは難しいと思います。

その点、クレジットカード決済は優秀です。その人のカード支払いの滞納状況が一発で分かるわけですから、審査が簡単かつ安全になります。

人によってはカードを作れない人もいるのですが、大家にとってはカードを作れないほど信用情報がダメダメということが事前にわかるので安心です。

ソフトバンクやY!mobile(ワイモバイル)などの携帯電話会社は、クレジットカード決済にしか対応していません。それは、カード手数料を支払ってでも与信チェックを優先しているということだと思います。

利益が減っても与信チェックを優先する時代

不動産屋もこれからは、手数料を支払ってでも与信を確保することを優先して行かなくてはならない時代になると思います。

大家にとっては、クレジットカード会社が先に立て替えて支払ってくれるため、家賃滞納リスクが減ります。

また業者にとっても、家賃督促はクレジットカード会社が行ってくれるので得だと思います。

入居者にとっては、カード決済によりポイントが貯まるのでお得になると思います。

ということで、このクレジットカード決済、どんどん普及してもらって、家賃支払のデファクトスタンダードになればいいなと思います。

Next: まとめ:クレジットカード支払で得する人、損する人

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