「中価格帯」の存続はますます厳しく
以前、南青山のMUJIカフェ(※無印良品のカフェ・デリ形態「Cafe&Meal MUJI南青山」)は、ヘルシーなデリ(肉・野菜料理など)を選んで食べることができ、1,000円ぐらいで十分というリーズナブルな店でした。表参道周辺(南青山)にあって、ヘルシーでリーズナブル。さらに栄養価満点ということで人気でしたが、2016年夏に閉店しています。
閉店の理由はよくわかりませんが、1,000円ぐらいの店が減ったことは確かです。
MUJIカフェ(Cafe MUJI)は、二子玉川の玉川高島屋S・C(マロニエコート)にもありますが、全般的に価格帯がリーズナブルです。ランチは1,000円前後で可能です。他のカフェやレストランよりもやや安く、小さなお子様連れのママさんグループで賑わっています。
二子玉川のMUJIカフェはこのまま変わりなく続きそうですが、こうした「中価格帯」の店が、日本では存続が厳しくなってきているわけです。
「からあげ日本一」は日本のランチを救うか
さて、最初の話に戻りますが、日本での「中価格帯」外食の消失が進む中、「からあげ日本一」が600円前後のメニューで進出していることは、意義が大きいです。
かつての日本では、500円から1,000円の間の価格でしっかり食事ができていました。いまは、これが難しくなりつつあります。
だいたい「1,500円」か「300円」かという、両極端な選択になっているのです。
こうした中で、からあげ定食580円(税込626円)を提供する「からあげ日本一」は、財布に優しく、しっかり食べることができる店です。「中価格帯」の外食が消失する日本で、「からあげ日本一」は日本の食を救う存在となるかもしれません。
『ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』(2017年12月7日号)より抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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