fbpx

中学生をヘイトスピーチで中傷。SNSごとに人格を変えるネット攻撃の闇=三宅雪子

ツイッターとフェイスブックで人格がまったく違う人

あるとき、ツイッターの某匿名アカウントとフェイスブックの実名アカウントが同一人物だとわかったことがありました。同じSNSなので、アイコンやプロフィールが同じだったり、友達が重複しているとわかってしまいますよね。

私はネットの書き込みはいつ誰に見られてもおかしくないようにしましょうと自省をこめて呼びかけてきました。しかし、ネット人格とリアル人格どころか、ツイッター人格とフェイスブック人格が目を疑うほど違う人がかなりいるのです。

フェイスブックの「実名神話」ですが、これはあくまでも自己申告であり、フェイスブック社が担保したものではありません。現在、実名率が何割かもわかっていません。相手が実名だと過度に信頼するのは危険ではないでしょうか。

ツイッター人格とフェイスブック人格についてですが、ツイッターでは口汚く人を罵っているアカウントが、実名のフェイスブックでは自家栽培の様子や家族とのバーベキューと楽しそうな様子です。同じ日の書き込みでも別人のようです。「料理ができない」と以前から聞いていましたので、フェイスブックではそうとう無理をしているんだと思います。

「リア充」を演じるのに疲れた、もしくは「リア充を見せつけられるのが嫌になった」とフェイスブックを退会する人もいるそうです。

インスタグラムの影響を受けているのはフェイスブックなのでしょうか? 私は、フェイスブックでは写真が中心なので、インスタグラムとは重複しています。私はLINEはやりません。これ以上、SNSは無理ですねー。それこそ「SNS疲れ」になってしまいます。

かといってそれぞれ特性が違いますから、ツイッターとフェイスブックを連動させることには反対です。国会議員に「フェイスブックを更新しました」だけをツイッターに投稿している人がいますが、邪道です。

言いたい放題、インスタ映えばかりでは不健康

現代人の「自己承認要求」が問題になっていますが、フェイスブックで「私が」「私が」と毎日長文を書いてしまうことは不健康な気がします。書きたい、と思っても10~15行でやめておくのがいいでしょう。今は、書きたい人と読みたい人、つまり需要と供給のバランスが取れていません

ちょうど私が会社員で副部長になった頃、「傾聴」の研修が始まりました。これからは「聞く力」が必要な時代になってくるのではないかと思います。

続きはご購読ください。初月無料です


※本記事は有料メルマガ『三宅雪子の「こわいものしらず」』2018年2月2日, 9日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

<初月無料購読ですぐ読める! 2月配信済みバックナンバー>

三宅雪子の「こわいものしらず」VOL143(2/9)

・有賀さつきさんの訃報
・有働アナVS青山アナ?
・ネットリンチを考える
・恵方巻きの末路
・親の気持ち

三宅雪子の「こわいものしらず」VOL142(2/2)

・公人と私人
・本棚の整理
・固定電話のない時代
・エンゲル係数
・「リア充」って「リア充」?

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

1月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。

三宅雪子の「こわいものしらず」VOL141(1/26)

・またまた質問時間配分再燃
・「困窮者」の定義
・「若者の○○離れ」
・ユーチューバー
・依存症

三宅雪子の「こわいものしらず」VOL140(1/12)

・高齢者の免許返上問題
・ある経済評論家の逮捕
・絶対的貧困と相対的貧困
・FB投稿の写真がもたらすもの
・『男性客オンリー』のお店

三宅雪子の「こわいものしらず」VOL139(1/5)

・禊ぎ?
・「シャンシャン」フィーバー
・イートイン
・オトナコドモ
・プロ市民って?

三宅雪子の「こわいものしらず」VOL138(12/22)

・バノン氏騒動
・インスタ映え
・最後のセーフティネット」
・航空機内の性犯罪
・プレミアムフライデーどうなった?

三宅雪子の「こわいものしらず」VOL137(12/8)

・修正主義
・病気や障害とうまくつきあう
・信じられない用の足し方?
・フェイクソースとの闘い
・ふるさと納税

三宅雪子の「こわいものしらず」VOL136(11/24)

・行方不明の高齢者
・スタンディングワーク
・自由民主党綱領草案
・サメ オン ユー?
・公約とは

三宅雪子の『こわいものしらず』VOL135(11/10)

・日本の伝統?
・新聞離れ
・4人で表彰?
・地方のことは地方で?
・骨折転落 その後

三宅雪子の『こわいものしらず』VOL134(11/10)

・土地に関してのエトセトラ
・貧しさとは
・内紛?
・申請主義
・本について思うこと

三宅雪子の『こわいものしらず』VOL133(11/3)

・国会は野党にためにある
・びっくり判決
・トランプ氏来日
・ブラック ボックス
・守り

三宅雪子の『こわいものしらず』VOL132(10/27)

・選挙
・希望の党
・麻生さんと難民
・発達障害の難しさ
・尊敬できる財界人

三宅雪子の『こわいものしらず』VOL131(10/13)

・辞める首相 辞めない首相
・棄権の意味
・説明疲れ
・国民投票
・(予算委員会分科会)内閣

三宅雪子の『こわいものしらず』VOL130(10/6)

・知的障害者の早期加齢問題
・ネット工作
・ネットとリアルの礼儀作法
・流血事件
・フェイクニュースの時代

【関連】黒田続投というマンネリを世界は許すのか? 変化するFRBと取り残される日銀=近藤駿介

【関連】「団地の子と遊んじゃダメ」と我が子を教育する親が見逃していること=午堂登紀雄

【関連】東京五輪9万人ボランティアという「やりがい搾取」に反対します=三宅雪子

1 2

三宅雪子の「こわいものしらず」』(2018年2月2日, 9日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

三宅雪子の「こわいものしらず」

[月額880円(税込) 毎月第1金曜日・第2金曜日・第4金曜日]
3年3ヶ月の与野党国会議員の経験を生かし、三宅雪子独自の語り口で、あたたかみのある中にも、言うことは言う「こわいものしらず」なコラムを展開します。加えて、「教えて!○○さん」「名言・迷言・明言」「永田町コトバ」「ヒトリゴト」「話はそれますが…」など、私的なコンテンツもローテーションでお届けする予定です。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー