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日本を襲う政権危機と米朝問題。どちらかが火を吹けば日経平均は1万8,000円へ=山崎和邦

目前に迫る「安倍政権の危機」

安倍政権あってこそのアベノミクス相場であった。しかも佐藤政権、中曽根政権、小泉政権等の長期政権を見れば、国のために一仕事やって具体的な成果を上げたのは、全部長期政権のことであった。したがって、筆者も安倍長期政権を望む者ではあるが、次のような懸念を抱いている。

最高権力者には「高転び」ということが起こる。自分では十分に配慮しているつもりでも周囲の者の蹉跌〈昭恵夫人〉によって起こる場合もあるし、外交面では同盟者の失敗から起こる場合もある。

前者の場合、今回は安倍昭恵氏である。昭恵さんが国会証人喚問を受けたら安倍政権がそれだけで危うくなる。高転びの機会を与えられるかもしれない。今の安倍政権が安泰だったわけは反対勢力が団結してないからだ。

「一強」と言われてきた。旧民進党左派(枝野派)と共産党と自由党と民社党を大同団結させる坂本龍馬が現れなければ、この一強はいつまでも続く。

しかしそのための驕りからの自信過剰なのか、あるいは安心から来る緩みなのか、国会においても外交政策においてもキワドイところへ来た。

「一強」という驕りが内部崩壊を生む

労務省・財務省に内部告発者が出てきたらしいということは、その緩みに乗じた動きであると思う。勢いのある者の足は引っ張らないものだ。

マキャベリが「君主論」で説くように、最高権力者は常に一面では怖い存在でなければならない。それが驕りや自信過剰から一瞬でも緩むと内部崩壊を生む。まずは最近増えている財務省・労務省の内部告発者である。書き換えた契約書があるなどは、内部告発者がなければ出ない問題だ。

500年前にマキャベリが説いたように(「君主論」が発刊禁止を解除されてから今年505年目になる)最高権力者は自信過剰から高転びの危機が突如として来る。例えば昭恵夫人が国会喚問を受けたら、これでオシマイになるというようなものだ。

佐川氏が喚問される前に「安全圏内」に封じ込めているつもりの籠池氏にも、当然に野党側は接見に行くはずだと思っていたら、先週週末に行ったという。何を引き出したか定かでないが、計45分間接見したという。

この接見での会話は法的には証拠力にはならないが、野党が発表するから国民や議員の心象形成には大いに響く。ロッキード事件の際は米国での副社長の証言が日本国の司法では証拠にならなかったが、検事や判事の心象形成には大きく響いたであろう。

Next: 揺らぐ日米同盟~安倍政権の危機は「外交面」にもある

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