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国内企業の決算発表も折り返し。来週はトヨタやソフトバンクの決算発表に注目が集まる

今週の振り返り

今週の株式相場は、週初の上伸から利益確定売りに押された先週の流れから、週明け月曜日も軟調。火曜日も売りが先行したあと持ち直し、水曜日は売り買いが交錯。木曜日に見直されたあと、金曜日も堅調に推移しており、週初の調整から買い直されました。

日経平均株価は、先週末の2万500円台から、月曜日に2万400円台割れ。火曜日は大台2万円近辺まで売られたあと2万300円台まで戻し、水曜日も2万300円台を挟んだ値動きに。ただ、木曜日に2万500円台まで買い直されると、金曜日も2万500円台を挟んだ値動きとなり、先週末とほぼ同水準で推移しました。

日経平均株価チャート 2015年7月31日終値(クリックすると拡大します)

日経平均株価チャート 2015年7月31日終値(クリックすると拡大します)

先週は決算本格化の米国株が軟化。日経平均株価は月曜日に節目2万800円台乗せの6連騰を記録した経緯から、利益確定売り圧力が強まっていた経緯がありました。

週明け月曜日は、7月の中国製造業PMI速報値が嫌気されて米国株続落、円高推移の外部要因軟化とともに日経平均株価も25日移動平均線割れ。中国市場が8年ぶりの大幅安を記録し、決算警戒売り、買い手控えの決算相場需給も重しとなり、日経平均株価の終値は先週末比194.43円安の2万350.10円と大幅続落しました。マザーズ指数も4日続落、下げ幅は2%を超えました。

火曜日には、中国株安を受けて欧米市場もリスク回避の動きを強め、ダウは120ドル超の下落と安値を更新し調整先行の展開となったものの、前営業日取引時間で中国株調整を確認しており、日経平均は2万70.62円まで下げ幅を拡大させる場面があったものの中国市場の下げ渋りとともに下げ幅を縮める動きに。日経平均株価も前日比21.21円安の2万328.89円で小幅続落しました。

中国株の下げ止まりを確認した欧米市場が反発したことで、東京市場でも水曜日には見直し買いを集めたものの、日経平均株価構成比率上位・ファナック<6954>の減額修正を嫌気した売りで日経平均株価は小反落。日経平均株価は前日比25.98円安の2万302.91円と4営業日続落。ただ、もう一方の株価指数でもあるTOPIXは続伸着地が確認されています。

FOMC通過の米国株高、ドル高を受けて木曜日は買い優勢の展開。株価指数のチャート改善が確認された一方で、中核銘柄の東京電力<9501>、野村ホールディングス<8604>、大和証券グループ<8601>、NTTドコモ<9437>、JR東日本<9020>が好業績を明らかにし、決算警戒のあった任天堂<7974>、日立<6501>のポジティブサプライズの上昇も支援要因となりました。

日経平均株価は反発。日経平均株価終値は219.92円高の2万522.83円。外部要因改善とともに節目2万500円台に乗せ、一気に5日移動平均線(2万409.85円)と25日移動平均線(2万377.39円)を上抜き、チャート改善が確認されています。

外部要因に目立った変化のなかった金曜日は売り買いが交錯。決算開示の前半集中日となり、主要企業決算を見極める流れとなりました。ただ、押し目買い意欲の高まりとともに株価指数は続伸着地に。日経平均株価終値は前日比62.41円高の2万585.24円と続伸。売買代金上位銘柄でも決算銘柄の活躍が確認されており、ローソク足は連続陽線、高値引けで上値、下値とも切り上げてきました。5日移動平均線(2万417.99円)も上向きに転じています。自社株買い発表の富士フイルム<4901>、ポジティブサプライズを演じたオリックス<8591>が強く、NEC<6701>、ヤフー<4689>、日本航空<9201>なども上昇。前営業日同様に決算評価銘柄の活躍が相場の支援材料となりました。

ただ、期待感を先回りして上昇していた銘柄などは利益確定売りに押される場面も見られてます。カシオ計算機<6952>などは決算発表前まで買い進まれていましたが、決算確認後は売り直されており、事前に期待感が高まっていた銘柄には「決算売り」も出てきています。

やはり決算相場も中盤戦ともなると、決算後の反応をある程度織り込んでいる銘柄も増えてきています。金曜日で決算発表の前半開示のピークを越えたこともあり、今後も開示直後の株価変動を捉える決算ディーリングが有効となってくると思われます。

来週も3月期決算企業の第1四半期(4-6月)決算発表が続きます。なかでもトヨタ<7203>ソフトバンク<9984>などに注目が集まりそうです。決算発表に併せて第1四半期の段階で通期業績予想の上方修正を行うなど業績絶好調銘柄、市場コンセンサスを上回った銘柄などは、決算開示直後から物色継続が期待できるのではないでしょうか。来週末には米雇用統計の発表から利上げの思惑も交錯するでしょうし、日本では日銀の金融政策決定会合も予定されています。

外部要因に軟化が見られなければ、引き続き下値切り上げが見込まれる相場状況ですが、29日に相場の重しとなった日経平均株価構成比率上位、ファナック<6954>の減額修正による急落も記憶に新しく、まだ主要企業決算が残るなかでは個別視点で臨みたいところです。本日開示企業も週明けの反応が見込まれますし、来週も数多く決算開示が続く状況では、決算確認後も中期視点で物色継続が見込まれる好業績銘柄を押さえておきましょう。

プロの視点。今、乗るべき銘柄が見えてくる。』(2015年7月31日号)より一部抜粋

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