Amazonプライムの今後の成長ポテンシャル
今後のAmazonプライムの成長ポテンシャルはどこにあるのでしょうか。
株主へのレターの中でこのような記載がありました。
2017年に新たにAmazon プライムが開始された国として、メキシコ、シンガポール、オランダ、ルクセンブルクが挙げられています。
今日はこの中でも、メキシコ、シンガポール、そして成長著しいインドのeコマース事情を簡単に整理してみたいと思います。
「メキシコ」のeコマース事情
メキシコにおけるAmazonの売上は、17年時点で$502M(約502億円)と、YoY+106%で成長したと言われています。
※参考:Amazon becomes Mexico’s top online retailer in 2017: report
これによってAmazonは、メキシコでのeコマースプレイヤーの市場シェアが1位になったと推定されています。
以前の記事でも書きましたが、メキシコは現金での決済を好むユーザーが未だに80%もいるという、eコマースと非常に親和性が低い国ではありますが、そんな中でも Amazonが大きく健闘していることがよく分かると思います。
「シンガポール」のeコマース事情
シンガポールで Amazon Prime Nowがリリースされて以来、3日間でアプリが11,000ダウンロードされ、Amazon Prime Nowの2時間以内の配達というのが人気になっています。
※参考:How Amazon pulled off its biggest Prime Now launch ever
シンガポールは、東京のように非常にコンパクトなエリアに約550万人の人が住んでおり、Amazon プライムやAmazon Prime Nowといったサービスの必要性が非常に高い地域だとも言えます。
Amazon はシンガポールにおいて、10万スクエアフィート(約9,000平方メートル)の、世界最大のAmazon Prime Now専用の物流施設を構えて、このたった1つの物流施設でシンガポール全体に商品を届けています。