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「ZOZOSUITS」水玉デザインへの仕様変更が、ビジネス的に大正解と言えるワケ=シバタナオキ

先日、配送が遅れていたZOZOSUITが新しく生まれ変わるという発表がありました。この仕様変更がビジネス的にどのようなインパクトを与えるのかを考察します。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2018年5月10日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

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生まれ変わった「ZOZOSUITS」

つい先日、これまで配送が遅れていたZOZOSUITが新しく生まれ変わるというアナウンスがありました。

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これまでの「センサー方式」から「マーカー読み取り方式」に変更になり、計測方法も音声案内に従って全身を360度撮影することで、体のサイズを正確に測定することができるというものです。

今回の変更に際してネガティブな発言をされている方もいらっしゃいますが、個人的にはとても現実的で正しい方向に向かっているのではないかと感じています。

昨年11月にZOZOSUITの発表をしてから、半年足らずの短期間の間に方向転換をできるスタートトゥデイは、本当に素早く意思決定をして、行動ができる会社なのだなあと改めて感心しました。

活用予定だったセンサー技術を「損切り」

今回の変更に際して、以下に記載されている通り約40億円の特別損失が計上されています。中でも旧来のZOZOSUITの技術提供元であったStretchSense社への投資を大きく評価損として計上しただけではなく、StretchSense社が保有するセンサー技術を活用する見込みがないという明確な宣言が出されており、事実上の損切りをした形になっています。

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ちなみに、スタートトゥデイは、StretchSense社の全株式を買い取ることができる2018年9月末まで有効なコールオプションを昨年11月に20億円で取得しています。

ZOZOSUITSの「製造コスト」が大幅ダウン

40億円の特別損失と聞くと非常にマイナスなニュアンスに聞こえるかもしれませんが、今回の方針変更によってプラスの面もあります。

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このスライドで説明されている通り、新しいZOZOSUITは製造コストが約1,000円と旧来のZOZOSUITよりもコストが下がっています(これらのコストは広告宣伝費に今後計上されることになっています)。

Next: ZOZOSUITSがプライベートブランド商品の売上にどう貢献する?

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