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9月28日週は新アベノミクスのテーマ株や金融緩和期待株に注目。ただし底割れの警戒は怠るな

連休中の外部要因悪化で軟調展開、来週の展望は?

シルバーウィーク明けの東京市場を振り返り

今週の株式相場は、月曜日の「敬老の日」、火曜日の「国民の祝日」、水曜日の「秋分の日」と祝日休場が続いたあと、週末五連休明けの木曜日は売り優勢の展開。金曜日は見直し買いが先行したあと、売り直されるなど、軟調展開となっています。

日経平均株価は、先週末の1万8000円台から、休場明けの木曜日に1万7500円台に下押し。金曜日は1万7800円台まで戻したものの、一旦は木曜日安値割れを余儀なくされるなど、水準を切り下げてきました。

日経平均株価チャート 2015年9月25日終値(クリックすると拡大します)

日経平均株価チャート 2015年9月25日終値(クリックすると拡大します)

先週は、日銀金融政策決定会合、FOMC(連邦公開市場委員会)という金融政策イベントが相次ぐなか、売り買いが交錯。利上げ見送りのFOMC政策声明が伝わった金曜日には週末五連休前の手仕舞いもあり、軟調展開となりました。

東京市場が祝日休場の間、米国市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)政策決定以降、5営業日のうち4営業日が下落。金融政策の先行き不透明感が相場を押し下げる格好に。欧州市場でもフォルクスワーゲンの排ガス不正問題が重しとなって自動車関連を中心に売りが広がる展開に。

24日木曜の朝のダウ平均株価は、前営業日比50.58ドル安の1万6,279.89ドル。東京市場休場前となる17日終値の価格水準と比べると、ダウ平均は1万6,674.74ドルから1万6,279.89ドルと394.85ドルの下落。ナスダック総合指数は4,893.95ポイントから4,752.74ポイントと141.21ポイント下落と水準を落としました。

連休明けの東京株式市場では、休場期間中の外部要因軟化を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は1万7803円の続落スタートに。寄り付き後は、日経平均株価の大台18000円割れ、10日以降の安値レベルを割り込んでおり、下値模索の流れに。日経平均株価も前場安値を割り込み、大引け前に下げ幅を拡大。日経平均終値は先週末比498.38円安の1万7,571.83円と大幅続落。ボリンジャーバンド-1σを割り込み、パラボリックも再び売り転換とチャート軟化も確認されました。

また、この日の米国株式相場も売りが先行。キャタピラーの人員削減など中国経済減速の影響も嫌気され、ダウは前日比78.57ドル安の1万6201.32ドルに。ただ、マサチューセッツで行われたイエレンFRB議長の講演で、年内の利上げが適切との発言もあったことから買い安心感が出てきたことに加え、後場に入ると安倍首相と黒田日銀総裁が首相官邸で会談したことが伝わると追加緩和期待も膨らみ買い優勢の展開に。GDP 600兆円を掲げるアベノミクス第二ステージへの期待とともにテーマ株や金融緩和の思惑期待株を中心に買い進まれました。日経平均株価終値は、前日比308.68円高の1万7,880.51円で取引を終了しています。

9月28日週は8日安値との位置関係がポイントに

さて、金融政策イベント、大型連休を経て地合い軟化が見られており、日経平均株価も8日安値に迫る格好でしたが、政策期待で買い直されてローソク足は下ヒゲ陽線転換。高値引けで前営業日高値を上回り、上値切り上げに転じています。ひとまずは直近安値割れを回避した形でしょうか。

ただ、金曜日の株価上昇は、政策期待のほか9月末の権利付き最終売買日ということもあったことから、首相会見確認後は出尽くしの可能性、週明けには権利落ちの売り圧力が働いてきます。再投資分の買いが一巡したあとは実質10月相場を意識する流れとなりそうです。

そこで来週は「日経平均株価の8日安値との位置関係」に注目してみてください。日経平均株価では、上方から切り下げている25日移動平均線(1万8399.74円)と、8日安値との位置関係がポイントとなるところ。底割れを見せた場合にはより売り圧力が強まることも考えられます。昨年も10月相場では大きな調整圧力が働いたことを踏まえると、引き続き相場の底割れの警戒は怠らずに臨みましょう。

また、来月の10月相場では過去に歴史的暴落が数多く確認されているほか、米国、日本で決算発表シーズンとなり、決算内容を見極めたいとの警戒売りも意識されるところ。株価下落に賭ける「空売り」のスタンスは、主に「10月相場」に備えた投資戦略と判断してください。

プロの視点。今、乗るべき銘柄が見えてくる。』(2015年9月25日号)より一部抜粋

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