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世界2,000万人のオタクのための「仮想国家」とコミュニティ通貨をつくる理由(前編)=シバタナオキ

予約販売で事前に入金を受けて売り切る、フィギュアのビジネスモデル

シバタ: すごいですね。今はこのeコマースがメインなんですか?

安宅: そうですね。売上でいうと、越境eコマースがメインで9割くらい。ほぼ海外の売上です。

シバタ: すごいですね。じゃあ今実際にその商品を仕入れて売るところまで、実際にオペレーションされているっていうことですよね?

安宅: はい。日々、千葉の舞浜や市川と、あとは北米に購入者さんが多いので、アメリカでも倉庫運用しています。

千葉県舞浜にある倉庫・通称factoryの様子

千葉県舞浜にある倉庫・通称factoryの様子

シバタ: すごいですね。物送るのって大変ですよね。

安宅: そうですね。僕、これまでウェブサービスを複数やってきてデジタル中心だったんですけど、気づいたらこんなことに。フィジカルな物を実際、届ける、動かすっていうのは本当に大変です。

シバタ: すごいですね。在庫も自分たちで持っているんですか?

安宅: はい。ここに映っているのはぬいぐるみが多いですけど、どちらかというと、フィギュアの売上の割合が高くて。フィギュアって実は、予約販売なんですよ。

シバタ: ははは。予約販売とはすごいですね。

自社で商品開発したフィギュア:キズナアイ 1/7スケールフィギュア、強力なアニメIPに匹敵する販売を記録

自社で商品開発したフィギュア:キズナアイ 1/7スケールフィギュア、強力なアニメIPに匹敵する販売を記録

安宅: フィギュアの予約販売ってけっこう面白いので、細かく話しちゃうと、例えばゲームソフトって予約で受け付けるじゃないですか。1ヶ月前くらいから予約して、発売日当日にソフトと引き換えでお金を払うと思うんですけど、フィギュアって発売の9ヶ月前とかに予約で販売するんですよ。しかも、9ヶ月前の段階からお金をいただけます。

シバタ: その時点で先にもらっておくんですね。わあ、すごいな。

安宅: そうです。メーカーさんがそういう文化を作り出したと思うんですけど。フィギュアは量産するのに、先に原型や金型が必要で初期コストが高い商材なんですね。先にファンからお金をいただいて、需要予測をした上で大量生産するっていう流れです。

シバタ: クラウドファンディングみたいな感じですね。

安宅: 近いですね。なので、予約数ピッタリで発注すれば在庫はなくてもビジネスできますし、発売後も一定数売れるので在庫を積もうと思えば、予約段階で売れた数以上に持つと。そこはバランスで、発売後にどれだけ持つかみたいなところを調整しながらほぼほぼ売り切るみたいなモデルになっています。こうした越境eコマースのビジネスを5年間くらいやっています。

自社で商品開発したフィギュア:[狼と香辛料10周年企画] ホロ ウエディングドレス ver. © 支倉凍砂/アスキー・メディアワークス/「狼と香辛料II」製作委員会、イラスト/文倉十

自社で商品開発したフィギュア:[狼と香辛料10周年企画] ホロ ウエディングドレス ver.
© 支倉凍砂/アスキー・メディアワークス/「狼と香辛料II」製作委員会、イラスト/文倉十

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