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「専業主婦」世帯は高確率で貧困に~婚活女性の覚めない夢と、支えきれない男の現実=山本昌義

これからは「老後も共働き」で何とか生活できる時代

さて、まずは基本ですが、今は「定年後も共働きしてどうにか」というのがリアルな実情です。

長年の仕事への考え方とは真逆でしょうし、突然そう言われても、厳しすぎるかもしれません。しかし残念ながら、これが現実になります。

なにせ今は人生100年時代。老後生活は40年も続きますからね。生活水準や貯金額にもよりますが、最低70歳、できれば80歳まで働くのが基本です。

旦那さんの「頼っていい」という言葉は、相談者さんがおっしゃるように、考えが足りないからこそ言えた見栄…でしょうね。

そして、この考え方は男女を問いません。妻が仕事を減らすなら、その分、男性が稼がなければなりません。しかし、大抵の男性は、もうそこまで稼げません。現役中はともかく、老後ならなおさらムリです。

一方で、今はもう終身雇用は崩壊しています。40歳を超えればクビになる可能性も高まるでしょう。クビがなくても、現役は60歳で終了です。

このため、女性もクビにならないため、仮になってもすぐ再就職を果たせるよう、生涯の努力が求められている時代です。

まずは今一度、現在の現実を理解しましょう。

人生にはいくつかリセットできない事象がある

さて、並行的に大切なことですが、「辞める前で本当に良かった!」というのが率直な感想です。

これは仕事に限らないのですが、人生にはいくつかリセットできない事象があります。

例えば、子供は産んでしまえばお返しできず、家は買ってしまえば簡単に売却できません。仕事は一度辞めれば社会復帰は困難です。

そして、時間はけっして過去には戻せません。ひたすら未来に向かってのみ進みます。

人間はいくらでも変われる

その上で、人間はいくらでも変われます!

苦痛が伴い、苦労もするものですが、それでも早期の努力は未来を楽にします。

逆に、先にラクな選択をすればするほど、最終的な未来で苦痛を味わうことになるわけです。

どの道、いずれ苦労しなければならないのなら、先にやってしまった方がいいのではないでしょうか。

Next: 女性も男性も関係なし。誰もが「生涯働く」時代へ

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