fbpx

新型iPhoneの新機能発表を受け、TDKやソニーなど関連銘柄が上昇。日経平均は205円高に(9/11)

米中の歩み寄りが意識され中国関連銘柄が上昇、週末のNYダウは73ドル高に。東京市場も朝から買いが先行し、205円(0.96%)高の2万1,597円で取引終了しました。(『ハロー!株式』)

きょうの日経平均株価終値は、205円高の2万1,597円

きょうの相場概況

本日の東京マーケットは日経平均株価が7日連続高、205円(0.96%)高の2万1,597円で取引終了です。連続上昇日数は18年11月22日~12月3日の7日連続高以来、約9カ月ぶりの長さです。7日間の上げ幅は977円となります。

米国のファーウェイ制裁緩和を条件に中国が米農産品を購入する方針だと伝わったことで米中の歩み寄りが意識され中国関連銘柄が上昇、また新型アイフォーン発表でアップルが上昇したことで昨晩のNYダウは73ドル高。

東京市場も朝方から買いが先行し、また円相場が1ドル=107.80円近辺まで円安に振れたこと、外国人と見られる買いが入っていることも買い安心感を誘い、引けにかけて上げ幅を広げています。売買代金は2兆7,371億円、上海総合指数は12ポイント安の3,008です。

業種別では、鉱業、証券、銀行、石油、非鉄、電力ガス、海運、自動車などの上げが目立ちます。

個別銘柄では、アルプスアルパインが69円高の2,003円と値を飛ばしています。米アップルがスマートフォン「iPhone」の新機種3種類を発表。上位機種でカメラの搭載個数が増えていることからアップル向けにカメラ部品を供給している同社に物色の矛先が向かっています。撮影時の手ぶれを補正するアクチュエーターを供給している模様です。

アップル関連としてTDKも130円高の9,410円、NEC子会社の航空電子も34円高の1,533円、セラミックコンデンサーの太陽誘電も66円高の2,326円、セラミックコンデンサー世界トップの村田製作も110円高の4,977円、イメージセンサーのソニーも82円高の6,451円と値を上げています。

ファナックが3日連続高、370円高の1万9,840円となっています。中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が米政府に対する訴訟の一部を取り下げたと発表。米中対立への警戒感が和らぎ、中国関連として買いが入っています。

トヨタ自が5日連続高、172円高の7,355円と18年10月以来、約11カ月ぶりの高値水準となっています。円相場が1ドル=107.70円前後の円安に進行し、2020年3月期の業績計画の想定為替レートを1ドル=106円に設定していることから輸出採算の改善を期待した買いが入っています。

北大発創薬ベンチャーでガン、免疫、バイオ後続品を手掛けるジーンテクノが23円高の657円と値を上げています。昭和大学と骨関連疾患の治療法に関する共同研究契約を締結したと発表し、将来的な収益向上を期待した買いが入っています。

半導体製造装置のサムコがストップ高、150円高の978円となっています。20年7月期の単独営業利益が前期比で2.3倍の約7億円になる見通しと発表。49%営業減益となった19年7月期から大幅に回復する見通しであり、好感した買いが集まっています。

その他、一押しで東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドが135円高の1万5,490円、同じく京浜急行が61円高の1,982円、大阪大学と共同で早期がん診断に繋がる技術を開発した「いであ」が88円高の1,196円、地銀再編期待から傘下に地銀首位級の横浜銀と東日本銀を有するコンコルディアFGが25円高の420円となっています。

本日の新高値銘柄は、石油資源、積水ハウス、日本工営、アサヒ、帝人、三菱化工機、明電舎、トヨタ自、SUBARU、象印、伊藤忠、商船三井、ドコモ…等々です。

今日の相場

◎日経平均:2万1,597.76(+205.66)+0.96%
◎TOPIX:1,583.66(+25.67)+1.65%
◎売買高概算:16億8,549万株
◎売買代金概算:2兆7,371億円
◎時価総額:595兆9,403億円
◎値上り銘柄数:1,845   ◎(年初来)新高値:69
◎値下り銘柄数:264   ◎(年初来)新安値:9
◎変わらず:42
◎騰落レシオ(25日):117.47%(前日比9.23%上昇)
◎サイコロ(日経平均):10勝2敗 ○○●○●○○○○○○○83.3%
◎カイリ率(日経平均):25日線比 +4.28% 75日線比 +2.41%

◎為替
対ドル:107.78(前日比0.46円安)
対ユーロ:119.07(前日比0.53円安) 

◎出来高上位
1. みずほ<8411> 167.4円(+3.2円) 19,648万株
2.三菱UFJ<8306> 570.0円(+24.2円) 13,687万株
3.りそな<8308> 475.9円(+28.0円) 3,230万株
4.リクルート<6098> 3,175.0円(±0円) 2,901万株
5.野村<8604> 480.6円(+24.3円) 2,745万株

◎売買代金上位
1. リクルート<6098> 3,175.0円(±0円) 919億円
2.三菱UFJ<8306> 570.0円(+24.2円) 777億円
3.トヨタ自<7203> 7,355円(+172円) 596億円
4.ソフトBG<9984> 4,677円(-34円) 492億円
5.三井住友<8316> 3,772円(+115円) 440億円

【関連】米国は30%の株価の下落、日本は長期国債価格24%で金融危機に陥る…その背景とは?=吉田繁治

【関連】楽天、携帯参入で価格競争は起きるか?3社独占の馴れ合い業界と三木谷社長の誤算=ら・ぽ~るマガジン

【関連】これでも景気回復か?財務省が政府日銀の景気判断と矛盾する人件費減少データを公表=斎藤満

image by : TonyV3112 / Shutterstock.com

ハロー!株式』(2019年9月11日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

無料メルマガ好評配信中

ハロー!株式

[無料 ほぼ日刊]
「週刊ダイヤモンド」「日経ネットトレーディング」「初歩のパソコン」にも紹介され、3年連続で「マネー部門第1位!」の実績に加えて「まぐまぐ殿堂入り」の無料投資情報誌です。役立つ情報満載で必見。株式相場見通し・投資ノウハウ、有望銘柄情報を10年以上に渡って配信しています。ぜひともご活用下さい!

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー