投資家が積極投資を進めるきっかけとなったニュース
次に、今年1年、投資家が注目していたニュースについて質問しました。
現役投資家(790名)に、2019年の経済分野の流行語(トレンドワードや新興の分野、技術、産業など)を聞いたところ、1位「AI(人工知能)」(80名)、2位「5G」「キャッシュレス決済」(いずれも47名)、4位「消費税増税」「米中貿易摩擦」(いずれも30名)となりました。日々進化しているAIについて、注目していた投資家が多いようです。また、「○○ペイ(PayPayなど)」(6位、13名)や「軽減税率」(10位、9名)といった、消費税増税に伴う経済政策に関連したワードも上位に挙げられました。
積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュースを聞いたところ、1位「老後2,000万円問題関連」(89名)、2位「消費税増税」(58名)、3位「東京2020オリンピック関連」(44名)、4位「株価上昇・株高」「新元号関連」「年金問題関連」(いずれも31名)となりました。今年話題となった“老後2,000万円問題”ですが、このニュースを見聞きして投資の必要性を感じた人が多いのではないでしょうか。また、オリンピック特需に期待して投資を進めたくなったと感じた人も少なくないようです。
他方、投資に対して消極的になるきっかけとなったニュースを聞いたところ、1位「米中関係関連」(127名)、2位「消費税増税」(83名)、3位「災害(台風など)」(49名)、4位「景気後退・企業の減益」(38名)、5位「トランプ大統領関連」(34名)となりました。米中貿易摩擦を不安視していた投資家が多いことがわかりました。