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今年の相場は20、30代で約半数が勝ちを予想…2020年はAIやVRに期待【投資家アンケート】

長期的成長が期待できる分野の予想は?

投資経験者は、来年(2020年)以降の経済や社会情勢についてどのようにとらえているのでしょうか。

まず、全回答者に、“今後、長期的に成長の期待が持てそうだ”と感じる市場(産業)を聞いたところ、「知能化技術(AI・自動運転車など)」(55.3%)が最も高く、次いで、「ロボット工学(家庭用・産業用ロボットやドローンなど)」(46.9%)、「環境エネルギー(水素燃料など)」(40.5%)、「先進医療(再生医療・遺伝子治療など)」(31.5%)、「バイオ・創薬」(30.2%)となりました。AIの分野に期待を寄せている人が多いようです。また、医療の分野で将来性を感じている人も多いことがわかりました。

年代別にみると、20代では「ゲーム(VR・位置情報ゲームなど)」(23.0%)が他の年代と比べて高くなりました。VRやAR技術を応用したゲームが誕生し、話題となっていますが、新感覚のゲームを生み出す市場に期待感を抱いているのは20代のようです。

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2020年の世界経済はどうなる?

次に全回答者に、来年(2020年)の日本や世界の経済に関する予想を聞きました。

2020年の日本経済では、「非常に好調だと思う」は4.6%、「どちらかといえば好調だと思う」は38.4%で、合計した『好調だと思う』は43.0%、「どちらかといえば不調だと思う」は47.6%、「非常に不調だと思う」は9.4%で、合計した『不調だと思う』は57.0%となりました。来年は東京2020オリンピックの開催が予定されている“オリンピックイヤー”ですが、経済の調子は良くないと予想している人のほうが多いようです。

では、日本以外の国や地域についてはどのように予想している人が多いのでしょうか。

2020年のアメリカ経済では、『好調だと思う』は55.1%、『不調だと思う』は44.9%で、経済が良い方向に向かうと予想している人のほうが多くなりました。今年の11月に入ってNYダウが過去最高値を更新したことが背景にあるのではないでしょうか。

中国経済では、『好調だと思う』は29.2%、『不調だと思う』は70.8%、韓国経済では、『好調だと思う』は13.2%、『不調だと思う』は86.8%となりました。

また、ブレグジットが話題となっているEUについては、『好調だと思う』は23.8%、『不調だと思う』は76.2%で、経済の低迷を予想する人のほうが多い結果でした。

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情報:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2019」(スパークス・アセット・マネジメント調べ)

image by:pathdoc / Shutterstock.com

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