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米国の政府統計も大嘘? 絶望した無職は失業者から除外して雇用改善を喧伝

成長分野のはずのテクノロジー分野は解雇者数4.5倍

以下の図表をご覧ください。

(ア)は「2014年から2019年12月迄の各月の解雇予告人数」です。
2019年12月の解雇予告通知人数は3万2,843人でした。

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(イ)は「月平均の解雇予告数(2014年1月〜2019年12月末)」です。
過去5年間よりも2019年は上回っています。

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(ウ)は「自動車産業の解雇予告の月間データ」です。
2019年通年では自動車産業での解雇予告は通年で5万776人レベルとなります。2007年の7万8,880人に近づいています。

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(エ)は「2019年12月の分野別のグラフ」です。多い順に並べています。
通年で1番多かったのは小売分野の7万7,475人ですが、前年同期間比では2割程減っています。
工業製品では、7万894人となり、2.6倍の増加をしています。

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驚きは、成長分野であるはずの「テクノロジー分野」です。解雇数が6万4,166で、4.5倍に増えています。

自動車製造分野では5万776人となり、1.7倍に増えています。健康・医療分野では4万5,061人で、昨年とほぼ同じレベルでした。

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