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大塚家具「父娘共倒れ」の可能性? お家騒動から早5年、両社とも経営危機へ=山岡俊介

大塚家具のお家騒動から早5年、ヤマダ電機に買収された同社の業績は低迷を続けている。経営権争いに負けた父・勝久氏はその後「匠大塚」を設立したが、こちらも危機的状況にありそうだ。(『アクセスジャーナル・メルマガ版』山岡俊介)

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※本記事は有料メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2020年1月27日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:山岡俊介(やまおか しゅんすけ)
1959年生まれ、愛媛県出身。神奈川大学法学部卒。零細編集プロダクションに2年半在籍し、29歳で独立。91年『週刊大衆』の専属記者を務めながら『噂の真相』『財界展望』などを中心に記事執筆。主な著書に『誰も書かなかったアムウェイ』『アムウェイ商法を告発する』(以上、あっぷる出版社)、『銀バエ実録武富士盗聴事件』(創出版)、『福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実』(双葉社)など。

父親の新会社「匠大塚」もピンチ? 父娘共倒れの可能性がある…

お家騒動はもう5年前のこと

「大塚家具」(8186・JQ・東京都江東区)が経営方針を巡り父娘が経営権争いをし、結局、娘の大塚久美子氏が勝利して社長に復帰、父の勝久氏が会長を退任して大塚家具を追放されたのは2015年3月のことだった。

あれから早くも5年が経とうとしている。

この間、父追放の直後は安売り、大幅増配もあり、株価的には人気化したもののそれはほんの一時のことで、相変わらず低迷を続ける。

大塚家具<8186> 月足(SBI証券提供)

大塚家具<8186> 月足(SBI証券提供)

そのため、無借金で好財務内容だった同社は急速に経営悪化した。

ヤマダ電機傘下でも再建は非常に厳しい

中国企業や貸会議室大手「ティーケーピー」(3479・マザーズ)から資金導入するも焼け石に水で、昨年末、ついに「ヤマダ電機」(9831・東証1部)と業務提携、子会社化を発表。

そしてヤマダ電機は、「ニトリホールディングス」(9843・東証1部)に対抗して家具に進出も、電機売り場の一角に家具売り場を開設のため売り場面積は小さく、品ぞろえはお粗末な状況だ。

大塚家具も資金繰りが苦しく、資金を導入しないと厳しい状況だったため、両社の思惑が一致したのかもしれない。

しかし、ヤマダ電機の店の一部としてのテコ入れでは厳しいだろう。

ニトリより高価格帯で地方や都会の郊外で出店が増えている「東京インテリア家具」は巨大な店舗で豊富な品揃えが売りだ。

ニトリ、東京インテリアの客層はヤマダ電機とも共通するだろうから、大塚家具は非常に厳しいだろう。

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