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デマ屋・高額転売屋はテロリストと定義せよ。新型コロナ終息まで卑劣な悪ふざけは続く=鈴木傾城

新型コロナウイルスの騒動が収まらない限りは延々と続く

「ティッシュペーパーがなくなる」「トイレットペーパーがなくなる」「紙おむつがなくなる」「生理用品がなくなる」というのは、世の中に騒乱や混乱を引き起こして楽しむ「デマ屋」の馬鹿な悪ふざけである。

こういう「デマ屋」は、社会が何らかの災厄で混乱した時に必ず発生する。

たとえば、2016年4月14日に熊本で大地震が発生したが、大きな地震で人々が不安の中にいる時に、神奈川県在住の20歳の会社員は「おいふざけんな、地震のせいで うちの近くの動物園からライオン放たれたんだが 熊本」とかデマを拡散したことがあった。

このデマは大量に拡散されて大騒ぎになったのだが、面白半分でこのようなことをする馬鹿な「デマ屋」が大量に出てくるのである。

この「ライオンが放たれた」とデマを流した男は逮捕されたが、逮捕されるのは氷山の一角でしかない。

今回の新型コロナウイルスでも、「ウイルスはお湯を飲んだら死ぬ」とか「熱いお風呂で治る」みたいなデマが飛んでいるのだが、こういったデマを信じる人たちも大勢出てくる。

今回はマスク不足に便乗してデマ屋が「あれがなくなる、これもなくなる」というデマを、社会を混乱させるために垂れ流しして社会的混乱をより炎上させて喜んでいるのだが、こうした事態は新型コロナウイルスの騒動が収まらない限りは延々と続き、発生していく。

デマ屋と転売屋の餌食になる私たち

場合によっては、転売屋が最初に何かを買い占めて、SNSでわざと「あれがなくなる、これがなくなる」とデマを飛ばして高額転売で儲けるような悪質なビジネスを繰り広げるかもしれない。

「ティッシュペーパーがなくなる」「トイレットペーパーがなくなる」「紙おむつがなくなる」「生理用品がなくなる」というのは、転売屋が仕掛けたものではないと誰にも言えない。

デマが飛び交っている中で、私たちは何が正しくて何が間違っているのか正しく判断することはできないかもしれない。そのため、「あれがなくなる、これがなくなる」とデマが飛ばされたら、私たちは右往左往して釣られる。

今回にしても、ティッシュペーパーやトイレットペーパーや紙おむつや生理用品は、デマが流れない限り、供給が薄くなることはなかった。

しかし、「これらがなくなる」という面白半分の悪ふざけのデマが流されたせいで不安に駆られた人たちが実際に買い占めるようになって本当になくなって、結局は転売屋の餌食になっている。

Next: 卑劣なデマ屋・転売屋は即時処刑してもいいのではないか?

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