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コロナショックから株価が戻るのはいつ?リーマンショックの回復期間から計算する=シバタナオキ

コロナショックは数年あるいは数十年に一度のスパンで発生する「景気後退」であることは間違いないと思います。気になるのは、このようなリセッションのあと、一体どのくらいのタイムスパンで株価が元に戻るのか?という点です。あまりに気になったので過去の例を調べてみたので、今日はそれを皆さんに共有したいと思います。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2020年4月2日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

数十年に一度の「景気後退」

今日の記事では、コロナショックが株価に与える影響について考えてみたいと思います。

コロナショックが起こってから、まだ決算を発表していない企業もありますが、株価は毎日株式市場で大きく上下しています。

私は個人的にそれなりの金額を株式に投資しているので、他の投資家の皆さんと同じく大きな損が出ているのが現状です。

コロナショックは数年、あるいは数十年に一度のスパンで発生する「リセッション(景気後退)」であることは間違いないと思います。

そしてそういった状況であれば株価が落ちるのは仕方ないとも言えるわけですが、個人的に一番気になるのは、このようなリセッションのあと、一体どのくらいのタイムスパンで株価が元に戻るのか?という点です。

あまりに気になったので過去の例を調べてみたので、今日はそれを皆さんに共有したいと思います。

以下では、すべて「S&P 500 Index」を株価の指標として扱います。S&P 500 Indexというのは、日本で言うところの日経平均のようなものであり、アメリカの株式市場全体を表すインデックスとしてよく用いられますので、今回はこれにフォーカスします。
参考:S&P 500 Index – 90 Year Historical Chart(macrotrends)
参考:S&P 500 – 10 Year Daily Chart(macrotrends)
参考:There’s No Need To Fear A Bear Market(INDUSORY INSIGHTS:2020/3/16)

S&P 500の過去の推移

200407shibata_1

こちらが1990年以降のS&P 500 Indexの時系列のグラフです。インフレ補正をかけています。

グラフのグレーになっている部分が、いわゆるリセッションと呼ばれる時期です。2000年頃にドットコムバブルがはじけた時、そして2008年頃にリーマンショックが起こった時の2箇所が大きくグレーになっているのが分かります。

200407shibata_2

もう少し長いスパンで見ると、こちらのグラフのようになります。このグラフでは赤の部分がCorrection(株価調整局面)と呼ばれる10%以上20%未満の株価下落、黄色の部分がBear Market(弱気市場)と呼ばれる20%以上の株価下落を示しています。

投資に興味がある方は、Correction(株価調整局面)と、Bear Market(弱気市場)という2つの言葉は覚えておいて損はないかもしれません。

ドットコムバブル崩壊時の株式市場の様子

200407shibata_3

このグラフは、ドットコムバブル崩壊時の詳細を示しています。

1994年頃から株価が右肩上がりで上昇を続け、2000年の後半から一気にバブルがはじけて右肩下がりで株価が落ち始めました。

2003年頃には底を迎えます。その後、緩やかな上昇を続けるものの、リーマンショックが起こる前の時点で2000年当時の株価に戻ることはありませんでした。

ドットコムバブル崩壊の際は、非常に長い時間をかけて株価が下落していき、かつ上昇にも非常に長い時間がかかったという印象があります。

Next: 続いてリーマンショック前後を見てみます。ドットコムバブルが崩壊し長い――

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