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バナナは5月に消える? フィリピン都市封鎖でアジア流通量の90%が消失へ=浜田和幸

フィリピンから驚くべきニュースが届いた。新型コロナウィルスの影響で、バナナの収穫がストップしてしまい、輸出ができなくなるというのだ。(浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』浜田和幸)

※本記事は有料メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』2020年4月17日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:浜田和幸(はまだ かずゆき)
国際政治経済学者。前参議院議員。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。日本では数少ないフューチャリスト(未来予測家)としても知られる。

フィリピンのバナナ農家もロックダウン

フィリピンから驚くべきニュースが届いた。新型コロナウィルスの影響で、バナナの収穫がストップしてしまい、輸出ができなくなるというのだ。

フィリピンは世界第2位のバナナ大国で、日本で販売されるバナナの大半はフィリピン産。

ところが、新型コロナウイルス「COVID-19」のせいで、フィリピンでは収穫・分別・発送作業がほぼ中断してしまった。

農家もロックダウンで外出が思うに任せないからだ。

ソーシャル・ディスタンスが要請されたため、作業員も仕事ができず、毎日収穫せねばならない大量のバナナが破棄される運命に。

昨年、フィリピンの輸出したバナナの総量は400万トンだった。

今年は、その半分に落ち込むという。

5月には店頭からバナナが消える?

何しろ、フィリピンは世界のバナナ輸出量の20%を占め、アジアで流通するバナナの90%を押さえている。

その大半を輸入しているのが日本と中国である。

新型コロナウィルスはバナナの収穫と流通に思わぬ影を落とし始めたというわけだ。

フィリピンの生産者組合曰く「今後2週間で、日本向けのバナナは大幅に減る」。

日本同様にフィリピン産バナナを大量に輸入する中国青果市場協会では、緊急事態ということで、「国内産を増やすと同時に、ミャンマーからの輸入を拡大する」との方針である。

日本では今のところスーパーではバナナが普通に売られている。

しかし、あと2週間ほどでフィリピンからのバナナは姿を消すことになりそうだ。

Next: 日本人の多くは輸入業者を含めて、迫りくる「バナナ危機」に気づいていない――

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