美味しいバナナが安く食べられる時代は終わる?
日本人の多くは輸入業者を含めて、迫りくる「バナナ危機」に気づいていない。
「フィリピンがだめなら世界最大のバナナ輸出国のエクアドルから買えばいい」。
そんな声も聞こえる。
ところが、世界第1位のバナナ大国エクアドルもまた、「COVID-19」で国家経済が破綻寸前で、バナナの輸出が思うに任せない緊急事態に陥っていることは日本ではまったく知られていない。
エクアドルはかつて中南米で最も豊かな経済を誇っていたが、政治の腐敗が蔓延し、今では国際通貨基金(IMF)の資金援助にすがらざるを得なくなった。
医療体制も崩壊し、キューバから支援に来ていた1,000人の医師も全員退去する有様だ。
中南米の中では新型コロナウィルスが最も深刻化するホットスポットになっている。
とてもフィリピンに代わって日本にバナナを輸出できる状況ではない。
ぶっちゃけ、美味しいバナナがいくらでも安く食べられる時代は終わりを迎えようとしている。
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『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』(2020年4月17日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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