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日経平均、3日ぶり大幅反発の1万9,897円。2万円回復が見えてきた?(4/17)

きょう17日の日経平均株価は3日ぶりに大幅反発、前日比607円(3.15%)高の1万9,897円で取引終了です。(『ハロー!株式』)

日経平均は3日ぶり大幅反発、前日比607円高の1万9,897円

相場概況

本日の日経平均株価は3日ぶりに上昇、607円(3.15%)高の1万9,897円で取引終了です。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

昨晩のNYダウは33ドル高でしたが、トランプ大統領が新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から経済活動の再開を認める指針を示したことを好感して時間外取引で米株価指数先物が上昇。

東京市場も朝方から買いが先行し、米ギリアド・サイエンシズが開発した抗ウイルス薬「レムデシビル」の臨床試験で新型コロナウイルスに感染した患者が急速に回復していると報じられたこともコロナ収束への期待感を高め、引けにかけて上げ幅を拡大しています。売買代金は2兆6,104億円、上海総合指数は日本時間が15:12現在24ポイント(0.87%)高の2844です。

業種別では、海運、自動車、非鉄、鉄鋼、電機、精密、機械、不動産などの上げが目立ち、一方で陸運、水産、紙パ、食品などは小安いです。

個別銘柄では、衛生白衣大手のナガイレーベンが109円高の2,716円。新型コロナウイルス対策支援としてアイソレーションガウン(医療用ガウン)の生産を開始すると発表。医療現場ではアイソレーションガウンなど医療資材不足が深刻です。

ソフトバンクGが305円高の4,735円。香港市場で中国の電子商取引最大手のアリババ集団の株価が5日連続高となっており、アリババ株を保有するSBGに含み益拡大を好感した買いが入っています。

精密減速機のハーモニックが260円高の4,930円。半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)が昨日に好決算を発表しており、また米国の経済活動の再開方針もあり、業績向上を期待した買いが入っています。

半導体・電子部品向け切断・研削・研磨装置で世界首位のディスコが570円高の2万4,570円。20年3月期の連結営業利益が360億円程度になる模様と報じられ、前期の386憶円から極端に落ち込まないことから半導体需要の底堅さによる先行き業績拡大を期待した買いが入っています。

リクルートが154.5円高の2,918.5円と大幅高。トランプ大統領が新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から経済活動の再開を認める新指針を発表。求人検索サイトの米インディードを傘下に持つリクルートの収益が向上するとの期待から買いが入っています。

その他、オンライン診療システムを開発できるプラットフォームを提供すると発表したオプティムが昨日の175円高に続いて38円高の2,473円、コロナ対策で抗ウイルスフィルムへの引き合いが急増しているリケンテクノスがストップ高で80円高の461円。

コロナ対策で除菌消毒サービスを始めると発表した「きちりHD」がストップ高で100円高の618円、ブイキューブとバーチャル株主総会で協業することを発表したアステリアが連日のストップ高で80円高の540円です。

本日の新高値銘柄は、エムスリー、神戸物産、SBテクノ、オカモト、東ガス、日本マクドナルド、メドレー、メルカリ、Jストリーム……等々です。

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