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年金改革法「iDeCo加入65歳まで延長」に潜む落とし穴。専業主婦は損をする?=川畑明美

2022年5月から加入期間が60歳から65歳に延長されることが決まった個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」。今回は、そんなiDeCoに加入するメリットと気をつけるべき点についてお話します。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

2022年よりイデコの加入期間が延長に

5月末に成立した改正年金法によって、2022年5月より個人型確定拠出年金‎(iDeCo=イデコ)の加入期間が60歳から65歳まで延長されることが決まりました。
※参考:https://www.mhlw.go.jp/content/000601826.pdf

もう50代だから……などの理由でiDeCoを見合わせていた人も、5年延長されることで、加入のメリットを受けられるようになります。

また、企業型の確定拠出年金は「65歳から70歳まで」と、さらに延長されました。

2022年に55歳でしたら拠出期間が10年に延長されますので、非課税のメリットも受けつつ、運用も積極的にできるようになりますね。

ただし、気を付けたいことがあります。

前述の参考資料にある「公的年金の被保険者のうち」という一文です。つまり、年金を納めていない方は、延長にならないということです。

会社員であれば、多くの方は再雇用などで65歳まで仕事を続けると思います。その場合は、引き続き厚生年金に入るので、iDeCoも延長されます。

専業主婦は要注意? 年金を納めていないと延長にならない

注意したいのは、国民年金のみの自営業の方や専業主婦の方です。専業主婦とは、扶養の範囲内で働く妻も含まれます。

国民年金は基本的には60歳までが加入期間です。iDeCoの延長を続けるには、60歳以降、任意で国民年金に加入する必要があります。自営業の方は、年金額も増えるので、ぜひ任意加入されることをお勧めします。

問題は、専業主婦の方です。

今までは扶養されていたので、実際には年金を納めていませんでした。ですが、任意加入となれば、ご自身で年金を納めることになります。

扶養範囲内でパートなどで働いていた方が、それ以上に収入を上げることができるのでしたら、メリットはあります。しかし、年齢的にも難しいとは思います。

専業主婦の方は、この点をよく考えてiDeCoを活用されてくださいね。

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image by:interstid / Shutterstock.com

教育貧困にならないために』(2020年6月7日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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