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届かぬ10万円、なぜ自治体は振り込まない?選挙開票はできても現金給付はできない不思議=児島康孝

定額給付金10万円を「振り込めない」自治体が出ています。しかし、考えてもみて下さい。あのシンプルな用紙で、家族構成や振込内容は一目瞭然。データを印字してから送ってきているのですから、10万円単位の金額の最終確認だけです。自治体では、開封して証明書類を確認し、振り込むだけです。申請から1ヶ月経っても「振り込めない」というのは、まさに茶番劇です。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)

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「振り込めない」自治体は、やっていないだけ

私の住む東京都世田谷区では、郵送申請が始まった5月末に申請しても、未だに定額給付金10万円が振り込まれていません。

世田谷区の対象世帯数は、約49万世帯です。

一方で、すでに札幌市は96万世帯への給付を完了(6月24日現在)。また、神戸市では、69万世帯(申請に対する給付率95.9%)に給付済み(6月26日現在)となっています。

世田谷区では、様々な言い訳を繰り返してきましたが、要するに「やっていないだけ」です。

選挙の開票所で行われていることとは?

衆議院選挙、参議院選挙、知事選挙、市長・区長選挙と、選挙は次々と行われています。

選挙の特番でもおなじみのように、何十万票という票数、あるいはそれ以上が、即日開票されています。

ですから、郵送されてきた定額給付金の申請を開封して確認するという作業は、やる気になれば、どの自治体でもできるのです。

行政やメディアの人間ならみんな知っていることですが、開票作業は、次のような感じで行われています。

投票日の夕方、数百人の職員が開票所の体育館(あるいはホール)に一斉に集められます。例えれば、学校の始業式とか、終業式みたいな見た目の感じですね。それで、ひととおりの作業の説明が行われます。説明時間はそれほど長くないですが、簡単な手順の確認と、まあ挨拶みたいな感じですね。

それで、いったん自由行動となり、職員のみなさんは、弁当を受け取って、あちこちに座って、夕食をとるわけです。

そして、投票締め切り時間の20時とかの前、例えば、19時30分に各自が持ち場につきます。

票をザーと投票箱から出す、大テーブル。その票を候補者ごとに選り分け、かごに入れていく区画。計数機。点検係。候補者ごとに、票を並べていく所など、作業の種類ごとに、大きく区画が分かれています。

そして、例えば、20時の投票締め切り時間がきますと、投票箱が次々と到着し、テレビでよく見る「ザー」と投票箱から票を出す作業が行われます。

そのまま持ち場ごとに作業を進めて、即日開票されるというわけです。開票に1ヶ月かかるとか、2週間遅れとか、最近は聞いたことがないですね。

要するに、これと同じように定額給付金の開封作業・証明書類の確認と進めていけば、3日間もあれば、相当進むでしょう。もちろん、何かシステムを使ってやっても、外注しても良いわけです。

Next: もうすぐ郵送申請から1ヶ月になろうというのに、最初の数日分、つまり――

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