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米津玄師の参加で大きな話題の「サブスク」で一番儲かってる企業は?

シンガーソングライターの米津玄師さんが、サブスクリプション型配信サービスでの楽曲配信を5日よりスタートさせ、大きな話題となっている。

米津玄師さんといえば、YouTubeで5億回以上再生され、紅白歌合戦への出演でも話題となった「Lemon」や、TBS系で放映されたドラマ「ノーサイド・ゲーム」の主題歌「馬と鹿」など、これまで数々のヒット曲をリリース。

そのいっぽうで、子供から大人まで幅広い年代に人気となった楽曲「パプリカ」や、国民的アイドル・嵐が歌うNHK2020ソング「カイト」などの作詞・作曲も手掛けるなど、当代一のヒットメーカーとしても知られる。最近あまり流行の音楽を聴いてないという方でも、どれかは聞き覚えがあるのではないだろうか。

今回、5日に発売される新アルバム「STRAY SHEEP」はじめ、上記の曲も含めた全楽曲のサブスク配信が解禁となっている。

人気アーティストの参入が近年相次ぐ

月々一定の金額を払えば、様々なジャンルの様々なアーティストの楽曲が聴きたいだけ聴けるサブスクリプション型音楽配信サービスは、ここ数年で利用者が爆発的に増加し、日々気軽に音楽に触れられるツールとして完全に定着。

その流れに応じるように近年では、2018年にMr.Children、2019年には星野源さんやPerfume、サザンオールスターズ、今年に入ってからはaikoさんなど、数多くの大物アーティストが続々と参入。つい最近では、今年で芸能生活60周年を迎えた永遠の若大将・加山雄三さんの楽曲も、7月23日の海の日に合わせてサブスク配信を解禁し、話題となった。

そんななか米津玄師さんは、ファンからサブスク解禁が期待される大物アーティストのひとりだったが、新アルバム発売のタイミングに合わせ、満を持しての参入を果たす形となった。

乱立状態が続くサブスクサービスの勝ち組は?

大物アーティストの参加が相次ぐなか、サブスク配信サービスそのものは、日本国内に限っても、「Apple Music」「YouTube Music」「Amazon Music Unlimited」など、いわゆるGAFAが手掛けるものから、「AWA」「楽天ミュージック」「dヒッツ」など国内企業によって提供されるものまで多く乱立し、シェアを争う状態が続く。

そんななかで勝ち組のひとつされるのが、スウェーデンの企業であるスポティファイ・テクノロジーによって運営され、日本では2016年9月にサービスを開始した「Spotify」だ。

7月29日に発表された2020年第2四半期決算によると、昨今の世界的な新型コロナ感染拡大のため、音楽を自宅などで楽しむユーザーが増えたこともあり、有料会員数が約1億3,800万人に大幅増加。広告ありの無料版を利用するユーザーを含めた総会員数は約2億9,900万人と、3億人に迫る勢いで、ここ数年会員数を公表していない「Apple Music」と肩を並べる、あるいはそれを凌ぐ規模を誇る。

株価のほうも、今年3月に118ドルまで落ち込んだものの、その後は一時300ドル近くに迫るなど大幅に高騰。今後サブスクがアーティストたちの活動の主戦場となる流れはより強まりそうで、それに伴ってどのように推移するか、今後の動きに引き続き注目が集まるところだ。

Next: 今後サブスク解禁を期待するアーティストは?

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