強すぎた台風のせい
さらに、韓水原は次のように説明している。
韓水原の説明は、原発施設の設計や運営が気候変動による極限気象に対して脆弱であることを認めたものと見ることができる。原発は全て海辺に位置しているため、設計はもとより設備運営の過程でも、塩分対策が考慮されているべきだからだ。外部電力が長時間途絶えれば、核燃料棒が溶け落ちる事故につながりかねない。日本の福島原発事故がその例だ。
韓水原は、今回の台風が予想を超えて強力だったせいにした。韓水原の関係者は「海辺なので絶縁性能を持つように設計されているが、風があまりにも強く、波の泡沫が原発の裏山にまで吹きつけるほどだった。露出型設備が脆弱だった」と話した。
出典:「台風に運ばれてきた塩分で原発停止」…不安増幅 : 政治•社会 : hankyoreh japan(2020年9月11日配信)
日本の福島原発は台風ではなく想定外の地震からの津波だったわけだが、韓国で同規模の地震が来ていれば、日本以上に被害が出ることは想像に難くないだろう。
しかし、どうもそれだけではないようだ。そこで取り沙汰されたのが「手抜き施工」である。
韓国紙は「欠陥部品」「手抜き施工」の可能性を指摘
もう1つ気になるのが、次の記事である。引用元は先の記事と同じだ。
原子力安全研究所のハン・ビョンソプ所長は「原発の外部設備は、雨水や塩水に備えて防水部品を使うことになっている。韓水原の発表どおり塩分が原因であったとしても、その大元は欠陥部品や手抜き施工の可能性がある」と述べた。
出典:「台風に運ばれてきた塩分で原発停止」…不安増幅 : 政治•社会 : hankyoreh japan(2020年9月11日配信)
このように、塩分が原因で原発6基は停止したわけだが、その大元にあるのは欠陥部品や手抜き施工の可能性があるという。結局、韓国のいつもの問題である。
昨年のラオスで起きたダム決壊についても、ほとんど情報は出ていないが、あれも施工した韓国企業は豪雨のせいにしていた。実際は手抜き施工である可能性が高いと言わざるをえない。
そして最近では、韓国の新築マンションのコンセントから水が溢れるという手抜き施工が明るみに出ている。韓国の安全という「言葉」ほど信じてはいけないのだ。
参考:https://news.nate.com/view/20200908n25907?mid=n1006
きっとコンセントから水を溢れるときいても、おそらく日本人は信じないだろう。しかし、画像とソースが存在するので確かなようだ。しかも、この新築マンションは2ヶ月でこれである。
他にも様々な手抜き工事が確認されている。
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- 431回「台風9号と10号で韓国原発6基が停止。原因は台風が運んできた塩分か手抜き施工!?」(9/13)
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※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2020年9月13日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2020年9月13日号)より一部抜粋・再構成
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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。