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海に放出か?菅政権が逃げ回る福島原発“汚染水タンク満杯”問題の瀬戸際=浜田和幸

「安全宣言」で五輪招致を勝ち取った

安倍政権下では、この問題は東京オリンピックが終わってから対応策を決める段取りになっていた。

なぜなら、国際的には福島原発事故のよる放射能汚染問題はオリンピック招致の際にも最も大きな課題となっていたからだ。

当時、安倍首相は「福島の汚染問題はアンダー・コントロールした!」という「安全宣言」を行い、東京への招致を勝ち取ったのである。

しかし、東京オリンピックが1年延期になったことで、汚染問題が再度、国際的な関心を集めることになってきた。

次の先延ばし理由は「コロナが終息してから」

菅総理は「コロナ対策で手一杯だ。福島の問題はコロナが終息してからにしてくれ」といった状況のようだ。

ぶっちゃけ、デジタル庁の新設や携帯電話料金の値下げも良いが、福島問題を後回しにするのは日本人のみならず人類全体の生命と安全を軽視することになりかねない。

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浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』(2020年10月2日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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