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コロナ後の「世界最強市場」マザーズ指数14年ぶり高値はバブルなのか?=栫井駿介

かつて時価総額上位だった銘柄はどうなった?

以前のマザーズ高騰銘柄はどう推移してきたのか、1つ1つ見てみましょう。

そーせいグループ<4565>

そーせいグループ<4565> 週足(SBI証券提供)

そーせいグループ<4565> 週足(SBI証券提供)

そーせいに関してはこれもバイオベンチャーですけれども、3000円だったところがズルズルと下がって今は1300円というところです。

ミクシィ<2121>

ミクシィ<2121> 週足(SBI証券提供)

ミクシィ<2121> 週足(SBI証券提供)

ミクシィは2018年頃はすでにモンストがヒットした後の下り坂に入りつつあったというところがあって、利益は出ているのですが、モンストが徐々に衰退していくに従って株価も下がってきてしまったというところになります。

CYBERDYNE<7779>

CYBERDYNE<7779> 週足(SBI証券提供)

CYBERDYNE<7779> 週足(SBI証券提供)

サイバーダインも2018年頃が投資家の期待のピークで、実際はその後も利益がついてこなかったので、やはり株価が下落してきてしまいました。

ジーエヌアイグループ<2160>

ジーエヌアイグループ<2160> 週足(SBI証券提供)

ジーエヌアイグループ<2160> 週足(SBI証券提供)

一方で、唯一好調だったのはジーエヌアイグループです。ここは業績の方を見れば分かるのですが業績自体も大きく伸ばして今や黒字化しています。ちゃんと黒字化したことによって株価としてはプラスになったということです。

サンバイオ<4592>

サンバイオ<4592> 週足(SBI証券提供)

サンバイオ<4592> 週足(SBI証券提供)

一方で、一番ひどいのがサンバイオです。この2019年1月のように、時々バイオ分野でこういうタワーができるのですが、薬がうまく承認されるのではないかということで期待が期待を呼んで一時的に株価が上昇することがあります。しかし、その後はその薬がやはりうまくいかなかったというようなことになると、株価が一気に滝のように下落するというような現象が起きます。これがいわゆるイナゴタワーと呼ばれるものです。

まとめてみますと、株価についてはそーせい−55%、ミクシィは−40%、サイバーダイン−68%、ジーエヌアイは+56%ですけれども、サンバイオは−83%と、当時高値を記録した銘柄が今は株価に関しては惨憺たる状況ということになっています。

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