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「長寿リスク」コロナで浮き彫り。守りに入る国民、消費の重石に=久保田博幸

アフターコロナにリスクを持ち越し

ただし、今回の新コロナウイルスによる危機が過ぎ去ってからは、あらたなリスクが発生する懸念も存在する。危機対応のため、政府は積極的な財政政策を取ったことによる債務の悪化である。

いくらでも政府債務は拡大できるという理論が正しいのかを試すようなことになる。

中央銀行による積極的な国債買い入れもいずれ問題視される可能性がある。

過去には中央銀行による国債の直接引き受けが実施されたことがあるが、それはいずれハイパーインフレを招いていた。中央銀行が引き受けた国債がチャラになるようなことはなく、結果としてハイパーインフレによって実質価値が低減した国債の償還が行えたといったことがある。

それはつまり国債保有者が大きな損失を招くことになる。日本国債は日銀以外に誰が保有しているのであろうか。

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image by:Rodrigo Reyes Marin / Shutterstock.com
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牛さん熊さんの本日の債券』2020年11月4日号より
※記事タイトル・リード文・本文見出しはMONEY VOICE編集部による

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