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韓国のコロナ防疫が崩壊。病室も医師もワクチンもない「3無の冬」突入

「K防疫」でコロナを抑え込んだはずの韓国で、感染者数が急増している。病室無し・医療スタッフ無し・ワクチン無しの「3無の冬」になるとの報道も出た。日本も他人事ではないが、韓国の失業・倒産ラッシュが迫っている。(『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』)

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※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2020年12月13日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

日本より早く動いた韓国も感染者急増

韓国の新型コロナウイルス感染状況を紹介したい。1ヶ月前は100人台だった1日の感染者が、12月13日(午前0時)の時点で1,030人を超えた。つまり、10倍の感染者に増えたわけだ。

韓国の感染者数推移については毎日チェックしていたので、私はここまでの状況はよく知っている。急増したのは、先週に入ってからだ。12月6日の629人と感染者が増えて、これで第1次流行以降、9ヶ月ぶりの最多となった。そして、ここから600人台で増えていたのが、12日に950人と急増。次の日は1,030人となった。

ただ、韓国も新型コロナウイルスの感染者が急増しているのを黙って見ていたわけではない。まず、12月8日午前0時から3週間、ソウルなどで感染対策レベルを上から2番目に引き上げた。これで飲食店のデリバリーやテイクアウト以外のすべての業種で、夜21時以降の営業が禁止された。

このような制限措置を取ったことで、私はいつまでもGoToキャンペーンを止めない日本政府よりも対応が早いと評価した。しかし、時短営業でも拡大したコロナが急に止まるはずもなかった。

日本で1日の感染者数が全国3,000人を突破したのは、12月12日のこと。韓国は1,030人なので、日本の新規感染者と比較すると3分の1程度になる。ただ、人口比で考えれば、日本が1億2,000万、韓国が5,000万だとすれば、2.4倍ぐらいの差がある。韓国が日本と同じ規模だと見れば、一気におよそ2,500人程度にまで感染者が急増した計算となる。それも2日でだ。

「K防疫」はハリボテだった?

「韓国は防疫先進国として世界に尊敬されている」と吹聴していた自慢のK防疫が、ここに来てハリボテだったことが露呈した。

韓国で新規感染者が増えた原因については、簡単に推測できる。それは、コロナは「季節性」であるということ。秋から冬にかけてコロナは活性化する。つまり、夏の間はウイルスが弱まっていたのだ。それを韓国は「K防疫の成果」と勝手に思い込んだ。その結果がご覧の有様である。

韓国政府の言うとおり「K防疫」が有効であるならば、ご自慢の大人数PCR検査や検査キットで防げるはずなのだ。しかし、実際は防げていない。

冒頭の通り、感染数は過去最多を更新。検査キットは、アメリカのメリーランド州に輸入されたが、不良品でまともに使われないままゴミ箱行きとの報道まで出ている。まさにハリボテだった。
※参考:米州知事が輸入の韓国製検査キット、欠陥品で使用されず 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News(2020年11月21日配信)

しかも、感染爆発の前日に文在寅大統領が「我々はコロナを克服して世界をリードしています」とナイスジョークのフラグを立てていたことも追記しておく。

Next: 韓国は「3無の冬」になる? 迫る失業・倒産ラッシュ

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