[本日の想定レンジ]
15日のNYダウは41.49ドル安の48416.56ドル、ナスダック総合指数は137.76pt安の23057.41pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比145円安の50095円だった。
本日も前日の米国株の下落を映して売りが先行して始まることが想定される。前日は米国の人工知能(AI)関連企業の業績不安などを受けたハイテク株売りが波及し、日経平均は大幅に反落した。ローソク足は陰線を形成し、終値は下向きに転じた5日移動平均線(50482円)を下回り、短期的な売り圧力の強さが警戒される。前日の米国市場では、オラクルやブロードコムの下落が続いており、東京市場でもAI関連株にはネガティブに作用する事が予想される。ただ、米国では16日、11月の雇用統計が発表される。来年の利下げ期待が高まり米国株が反発するのか、それとも、雇用不安が高まり相場が崩れるのか判断するのは難しいだけに、雇用統計の結果と米国市場の動向を見極めたいと見る向きも多く、売り一巡後は様子見ムードが強まる可能性がある。一方、米国市場同様に、ハイテク株を敬遠した資金が自動車や金融、不動産などバリュー株にシフトする流れが続いており、相場を下支えする可能性もあろう。上値メドは、心理的節目の51000円、11月11日の高値(51513円)、心理的節目の52000円、下値メドは、心理的節目の50000円や49000円、11月19日の安値(48235円)などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限50500円-下限49700円
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