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NY債券:米長期債相場はもみ合い、イールドカーブはスティープニング

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26日の米国長期債相場はもみ合い。米国金利の先安観は消えていないが、この日は市場参加者がやや少なく、まとまった規模の取引は確認されなかった。報道によると、ウクライナのゼレンスキー大統領はトランプ米大統領と12月28日に会談し領土や安全保障について協議するもよう。ウクライナ戦争の終結が早まる可能性があるとの見方が出ており、安全逃避的な債券買いはやや縮小。市場は2026年に2回程度の利下げが行われることを引き続き想定しているようだ。イールドカーブはスティープニングの気配。

CMEのFedWatchツールによると、26日時点で来年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%となる確率は81%程度。3月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.25-3.50%以下となる確率は53%程度。10年債利回りは4.134%近辺で取引を開始し、4.153%近辺まで上昇した後、4.108%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて4.128%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング。2年-10年は65.10bp近辺、2-30年は133.60bp近辺で引けた。2年債利回りは3.48%(前日比:-2bp)、10年債利回りは4.13%(前日比0bp)、30年債利回りは、4.81%(前日比:+2bp)で取引を終えた。

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