悪者はロシアでなくウクライナ?
問題は、ロシアへのウクライナへの怒り、そして欧米からウクライナがいかに嫌われているか、という問題です。
今、困っているウクライナに対して、こういうことを言うのは場違いである、というのは重々承知しています。しかし、ウクライナとロシアが戦争をして、経済力や軍事力の違いを考えれば負けるのはわかりきっているのに、なぜ、誰も助けないのか、という問題です。
2~3年前に書店でウクライナから日本の京都大学大学院に留学している研究者の新書を手に取り読みました。正直な話、一方的な話であり、かなり偏向をしているとは感じました。読むのも忌々しいくらいで、通常、この手の本は最後まで読まないのですが、最後まで読みました(笑)。この人は将来のウクライナを背負っていくような人だと思われますので読んだだけです。
その人と同じようなことをゼレンスキーや駐日大使が言っているわけです。あまりにも都合のよい話に辟易をしています。何が言いたいかといえば、ロシアに恩義はあるのにロシアを一方的に悪者扱いし、激怒させているだけです。
そういう性質があるために、西側もこういう状態であれば西側がNATO軍を結成し、ロシアに対抗するのが通常だと思いますが、この性質では非難するだけで何も対応をしないのであろうな、とは思います。
動かなかったアメリカ
アメリカはロシアの侵攻ロードマップまで推測し、ほぼ当てているのに、何もしなかった事実が重要なのです。このことをみなさんはもっと考えるべきです。
ウクライナの一般の人には、本当にこのようなことを言うのは申し訳ないのです。しかし、ロシア系住民をあまりにも蹂躙しすぎではないか、と思うのです。このような発想がなければこのような悲劇は生まれなかったのではないか、と思います。
悪者というのは、ロシアではなく、ウクライナの上層部にあるのではないか、と思うのです。しかし、だからといって侵攻するロシアは悪くないというつもりもありません。こうした悲劇を招いて非難だけしかしないバイデンにも嫌悪感しか覚えません。たぶん、全部、茶番なんだろうな、と思っています。
本当に許せない、というのであればあらゆる手段を用いてロシアの悪だくみをたたきつぶし、阻止するのがアメリカやドイツ、フランス、イギリスの役割でしょう。日本も恰好のいいことばかり言っているんじゃないよ、と思います。自国の経済に影響がないように制裁、なんて本気で助けようなんて思っていないのに、ロシアを人殺し、なんていう権利があると私は微塵も思っていません。本当に、ふざけんな、と思っています。
感情論で申し訳ないのですが、いま、岸田首相が偉そうに国際社会の連帯とかほざいていますが、正義感なの、本当に?と思います。
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- 閑散に売りなし(11/26)
- 放っておけば下がるだろう(11/25)
- 何も変わらない(11/24)
- 新しい資本主義、経済理論(11/22)
- 政治が動いているけど・・・(11/21)
- 1回目の規制は買い(11/19)
- 間違えたときの対応(11/18)
- 米中オンライン会談(11/17)
- バブルであろう(11/16)
- インフレは何を警戒しなければいけないのか?(11/15)
- いつ下がるのか?(11/14)
- インフレが浸透しつつある(11/12)
- 条件は揃いつつある(11/11)
- 名目株価と実質株価(11/10)
- 今後のポイント(11/9)
- 金利はいつ動くのか?(11/8)
- 名目金利と実質金利(11/7)
- いまがわかればなんとなく未来はわかる(11/5)
- おそらく売りであろう(11/4)
- FOMCテーパリングについて(11/4)
- 現状はどうなっているのか?本当に下げるのか?(11/3)
- なぜ下がるのか?(11/2)
- 日本の政治に期待する?(11/1)
『角野實のファンダメンタルズのススメ』(2022年2月25日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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