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薔薇色の老後生活に貯蓄はいくら必要?目標資金の決め方と貯めるための2つの方法=牧野寿和

思い描いている老後生活を書くと「軸」ができる

このように考えてくると、老後の生活をするにあたっては、生活費以外にも、戸建ての持ち家に住んでいれば、屋根の雨漏りといった修繕費用や、旅行にいったり、趣味の美術品が買いたくなったり、といったお金は必要になるでしょう。

ただ、そのたびごとに必要にお金を、何とか捻出していては、その後の生活が成り立たなくなる可能性もあります。

それよりも、ご自身が思い通りの生活を描き、そのために必要なお金を計算して、あらかじめ貯めて使った方が、たとえそのお金が、目標の額に達しなくても、余裕のある生活ができることは確かです。

また、その時の状況により、旅行のために貯めておいたお金を、医療や介護の費用に使うことも可能になるのです。

つまり、ご自身の「軸」を作っておけば、老後の生活で予期せぬ変化に対応できるのです。

そのために、ご自身の思い描いた生活を描き、予算組みをして貯蓄をしていく。

この一連の流れのことを、「軸」を作るといいます。

これで、先回お話ししました「どこに住むかも、誰と住むかも、将来、その時のご自身や夫婦。時には、独立したはずの子ども、それに親族といった、まわりの状況によって、変えることもあるでしょう」と記述した記事の内容も、ご理解いただけると思います。

ただ、ご自身が、どのようにどこに誰と住みたいのか、思い描いていることを書いていれば、それが軸となり、その時々の変化を、受け入れることは容易になると記述した先日の記事の内容もご理解いただけると思います。

老後の生活の準備をする手始めは、今から、自分の思っている生活を描いてみることです。

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image by:imtmphoto / Shutterstock.com
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【人生の添乗員(R)】からのワンポイントメッセージ』(2022年7月27日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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