fbpx

あなたの会社、社長の給料はいくら?中小企業オーナー経営者の役員報酬の妥当な金額とは=小屋洋一

3)経営スタイル

1)2)の視点に加えて、最後は経営スタイルについても考え方が分かれます。

ここでは「会社に入っているお金は誰のものなのか?」という視点です。

会計上や理屈の上では株主である経営者のものと考えて良いですし、それで問題もないケースも多いのですが、社員や取引先が増えてくると、会社のお金はステークホルダー全員のものであるという考え方も出てきます。

そのように考える経営者は会社に資産があっても、なかなか自分個人のものとは思えないものです。

その場合には税率の話はあるが、やはり個人として資産形成できるレベルの役員報酬を取ることを検討します。

小屋は個人的には後者の考え方に近いので、会社のお金と個人名義のお金は分けて考えたいタイプです。

ビジネス的なものはあまり展開していない、個人の資産管理会社的な会社であれば、あまりこの問題は生じません。

上記の3点について、経営者とコミュニケーションをとりながら役員報酬を決めていけば、適正な役員報酬の設定になると思っています。

オーナー経営者の方の参考になれば幸いです。

【関連】日本が世界トップクラスの経済大国に復活する可能性はゼロ。2年ぶりの海外渡航で身にしみたあまりにも深刻な日本の没落=栗原将

【関連】日本人の8割が加入する生命保険はムダだらけ。対策すべきは不慮の事故より長生きリスク=俣野成敏

【関連】韓国、世界一の「借金癖」で3回目の通貨危機へ。救済されてもまた繰り返す=勝又壽良

image by : beauty-box / Shutterstock.com
1 2

億の近道』(2022年10月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

無料メルマガ好評配信中

億の近道

[無料 週3~4回]
個人投資家の方にも機関投資家並み、若しくはそれ以上の情報提供をするのが目的です。株式で「億」の資産形成を目指しましょう!我々マーケットのプロが導きます。各種コラムが大好評!内容に自信アリ。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー