3)経営スタイル
1)2)の視点に加えて、最後は経営スタイルについても考え方が分かれます。
ここでは「会社に入っているお金は誰のものなのか?」という視点です。
会計上や理屈の上では株主である経営者のものと考えて良いですし、それで問題もないケースも多いのですが、社員や取引先が増えてくると、会社のお金はステークホルダー全員のものであるという考え方も出てきます。
そのように考える経営者は会社に資産があっても、なかなか自分個人のものとは思えないものです。
その場合には税率の話はあるが、やはり個人として資産形成できるレベルの役員報酬を取ることを検討します。
小屋は個人的には後者の考え方に近いので、会社のお金と個人名義のお金は分けて考えたいタイプです。
ビジネス的なものはあまり展開していない、個人の資産管理会社的な会社であれば、あまりこの問題は生じません。
上記の3点について、経営者とコミュニケーションをとりながら役員報酬を決めていけば、適正な役員報酬の設定になると思っています。
オーナー経営者の方の参考になれば幸いです。
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『億の近道』(2022年10月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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