Twitterとは?
Twitterの背景にもう一度迫ってみたいと思います。
Twitterとは何かというと、2006年にサービスを開始した、最初のツイートが行われたものでして、創業者が4人いるのです。
エヴァン・ウィリアムズ氏、ジャック・ドーシー氏、ビズ・ストーン氏、ノア・グラス氏です。
ウィリアムズ氏は、ブログサービスをGoogleに売却したことで億万長者になって、ツイッターに出資したということになっているのです。
ジャック・ドーシー氏は、天才とも言われていて、次のスティーブ・ジョブズだと言われているのですが、Twitterのコンセプトを生み出して、電子決済のSQUAREを創業した人でもあります。
ビズ・ストーンという方が、Twitterにおけるコミュニケーションの核です。
Twitterはどういうポリシーでやってるの?というのを、かなり地道にユーザーや従業員に伝えていったと言われています。
ある意味、Twitterの良心というところです。
ビズ・ストーンという人も、何でもかんでもコンピュータに支配されてるのではなくて、そこに人間が介すべきだという考え方を持っていたようです。
それからノア・グラス氏。
この人は人生の全てをツイッターに捧げたが追放されて、その名前もオフィシャルなところでは消されてしまっているという、非常にかわいそうな方なんです。
詳細について知りたい方は、ぜひ本を読んでいただければと思います。
サービスの内容は皆さんご承知の通りです。
今、世界で起きていることを、人々が話していることを伝える場であると言っています。
(私は)けっこう有効に使えると思っていまして、各企業もやはり公式の情報を出そうと思ったら、Twitterは上位の選択肢になってくるのではないかと思います。
これは私自身が経験したことなのですが、2019年の台風15号というのがものすごい大きい台風で、(私千葉に住んでいるのですが)4日ぐらいずっと停電が続いたのです。
4日と言ってしまえばわずかに思えるのですが、いざ停電の最中になると「一体いつ復旧するんだ」というのが、全くわからないわけです。
東京電力の公式発表を見ても、細かいところまでわからないのです。
そんなときに活躍したのがTwitterだったのです。
Twitterを見ると、どうやら地域全体が停電になっているわけではなくて、電柱が倒れた・倒れていないの状況によって、停電しているところとそうでないところがあるということがわかってきたのです。
そこで、Twitterで検索して、ここは停電になってないというところを見つけました。
その時9月でものすごい暑いときだったのです。
家は停電で冷房が効かないわけですから、何とか涼もうと、暑さから逃れようと停電していない商業施設を見つけて、そこに一時避難するというようなことをやっていたのです。
当然、東京電力の公式発表、ホームページの更新なんて待ってられませんから、随時発表されるTwitterの情報を確認していたわけです。
まさに今起きている情報を知るには、貴重な情報源だと思えるのです。
私は株式投資に関しても(株式投資もどんどん新しい情報が流れていきますから)今この瞬間にこの株に何が起きるのかというのを知ろうと思ったら、どうしてもTwitter。
これはもうなくてはならないところです。
株をやる人も、Twitterとの相性は非常にいいと思います。
このようにやはり、なくてはならない存在ではないかと思います。
一方で営利ではなくて、インフラ的考え方を持っていたのが、これまでのツイッターではないかと思います。
ただ一方で、インフラであるならば、もっと中立的でなくてはならないという気もしていまして、情報をどちらか右なり左のどちらかに偏らせるというのは、これもまたいかがなものかなと思うところはあります。
ユーザー数
ではTwitterがどれだけ世界に影響力があるのか?
ユーザー数を見ることでそれがわかります。
ユーザー数をみますと、月間ユーザー数で
- Facebook:30億人
- YouTube:20億人
- WhatsApp:20億人
- 中国のWeChat:12~13億人
- Instagram:10億人
- TikTok:10億人
という中で、Twitterは3億3,000万人。
実はTwitterってこんなものなのです。
「あれこんな少ないの?」という感覚、結構持たれる方多いのではないかと思います。
その感覚のずれというはその通りでして、なぜならTwitter日本のユーザー数は4,500万人なのです。
- YouTube:7,000万人
- Facebook:2,600万人
- Instagram:3,300万人
これらよりツイッターのユーザー、日本では多いのです。
アメリカでも、月間ユーザーで8人に1人ぐらいなのですが、日本だと4,500万ですから、2人に1人弱というところで、かなり多いです。
つまり、Twitterと日本って実はすごく相性がいいみたいなのです。
それは140字という文字制限の中で、日本人は元々五七五で感情やり取りする文化がありますから、そういった文化的背景もあると思いますし、またこの匿名性というのも実は大事なんじゃないかと思います。
アメリカ人の多くは、フェイスブックで実名で自分の意見をバンバン言うということが当たり前にできるのですが、日本人はなかなか、実名を出してまでそれをするのって難しいです。
一方でツイッターは、アカウントをいくらでも作ろうと思えば作れますし、匿名でできるということから、それも日本人の性格に合っていたのではないかと思います。
いずれにしても、案外マスク氏のツイッター買収によって大きな影響を受けるのは、どこでもなく日本だと言えるのではないかなと思います。