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YouTube「切り抜き動画で副業」は可能。レッドオーシャンでも稼げる“コバンザメ商法”の上手なやり方=俣野成敏

熾烈なビジネス環境で勝ち抜くために必要なことは何でしょうか?すでにレッドオーシャンになっているYouTubeでも、やり方によっては「副業」にすることができます。( 俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編 俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編 ) ※この記事は音声でもお聞きいただけます。

【関連】なぜ日本は「安い国」に成り下がったのか。安い物価のツケを低賃金で払い続けてきた私たち、インフレで総貧困化へ=俣野成敏

※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編』2023年2月25日号の一部抜粋です。続編にご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:俣野成敏(またのなるとし)
リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012年独立。フランチャイズオーナーや投資家として活動。サラリーマン時代に副業で出版した『プロフェッショナルサラリーマン』でビジネス書作家デビュー。「仕事術」「お金」「コンディション」「副業」などテーマは多岐にわたり、異分野で10万部超えを3度達成。著者累計は49万部。これからは、サラリーマンでも副業やお金の知識向上が不可欠と実感し、啓蒙に尽力している。ビジネス誌やwebメディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を7年連続受賞。

レッドオーシャンにもチャンスはある

本日は「熾烈なビジネス環境で勝ち抜くために必要なこと」特集をお送りします。

コロナによる社会の変化は、止まるところを知りません。古い業界は変革を迫られ、新しい市場も常に競争を強いられています。先の見えない世の中にあって、ビジネスは進化を続けています。

今回は、2つニュースをピックアップし、深掘りすることで、生き残るためのヒントを探ってみたいと思います。

潜在需要を捉えた“切り抜き動画”

最初にご紹介するのは、こちらの記事です。

ユーチューブの切り抜き動画 2次利用で収益も分配 – 日本経済新聞(2021年8月7日配信)

2ちゃんねるの発起人だったひろゆきさんなど、著名なYouTuberの動画の見どころを、第三者が切り出して編集・投稿する切り抜き動画が、新たなジャンルとして定着しています。

YouTuberは、高額な広告料を稼ぐ仕事として、小学生が「将来なりたい職業」として挙げるほどの人気ですが、実際に稼いでいるのは、一部の人に限られます。

今では、芸能人が自身のYouTubeチャンネルを開設するのが当たり前の時代ですから、素人では太刀打ちできなくなってきています。

「だったら、自分が出演するのではなくて、著名なYouTuber動画のいいとこ取りをしてしまえばいいのでは?」と始まったのが、切り抜き動画でした。

これが、世間の「長いオリジナル動画をダラダラ見ているよりも、コンパクトに要点だけ見たい」という潜在需要とマッチしたのです。

YouTubeには、投稿されたコンテンツをスキャンし、管理するContent IDというシステムが備わっています。他人が自分の動画を使用すると、著作権者に通知がいき、「動画のブロック・トラッキングによる追跡・広告料を分配する収益化」のいずれかが選べます。

ひろゆきさんの場合は、広告料を制作者と折半しているということです。

ただ、最近は切り抜き動画による弊害も出ているようで、「オリジナル動画を観てもらえなくなる」「オリジナルの品位を落とすような内容の氾濫」などの理由で、YouTuberのヒカルさんや格闘家の朝倉未来さんなどが、自身の動画の切り抜き禁止を表明しています。

Next: 「切り抜き動画で副業」は可能。成否は誰の動画を借用するかで決まる

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