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バフェットが現金を積み増し…株価暴落は近い?個人投資家が真似すべき5つの備えと1つの禁忌=栫井駿介

暴落への備え

それでは、“暴落前に備えるべき5つのポイント”という本題に入りましょう。

<1. 現金を用意する>

これは現在バフェットが実践していることで、彼の投資法の中でかなり優先度の高いものです。

私たち個人投資家としては、投資資金がどれくらいあるかということを常に把握しておく必要があると思います。

暴落時(=買うチャンス)にどこまで投資できるかという認識は持っておくべきでしょう。

<2. 長期的に成長する株を買う>

「素晴らしい企業を適正な価格で買う」とバフェットは言っています。

もちろん暴落時に買えた方が良いですが、長期的に成長が見込まれる株であれば、割高でさえなければ買うべきだということです。

<3. いつもどおりを心がける>

暴落時であっも特殊な動きを取るわけではありません。

よく知らない銘柄を買ったりするのではなく、普段から目を付けている銘柄を買った方が安心感もあり、確実性も高いです。

バフェットの発言にも、内容をしっかり理解できる企業だけを買うべきだとあります。

<4. 割安であっても成長しない株を買わない>

PERやPBRが低い銘柄や配当利回りが高い銘柄は割安でお得に見えてしまいますが、割安ということは多くの投資家がリスクを感じているということでもあります。

少なくとも成長性に関しては高いとは見られていません。

仮に安く買えたとしても相場が上昇相場にならなければ、上がらない期間が長く続いてしまうことになります。

多少上がったとしても待った期間の割に成果が物足りないものとなってしまいますし、場合によってはビジネス自体がダメになってしまう可能性もあります。

暴落時であっても成長する株を買うことが大事ということです。

<5. 長期的に考える>

総合的な話になりますが、今すぐ利益を求めるのではなく、長期的に業績が伸びる企業を持っていればそれに従って資産も増えるということが大原則となります。

暴落時であっても短期的な思考に陥ってはいけません。

コロナショックの時のZoomのように、特殊事情で大きく上がる銘柄も確かにありますが、今ではコロナ前の株価に戻ってしまっていて、それでもなおPERは700倍以上と大きく割高です。

こういった銘柄に手を出すのはよほどのことが無い限り避けるべきでしょう。

Zoomも成長企業ではありますが、株価が高すぎるということです。

Next: 禁止事項は?「コマドリが来るのを待っていると春は終わってしまう」

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