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世界の富裕層が日本の不動産を買い漁る5つの理由。今後はさらに「教育移住」が増えていく=花輪陽子

最近は、日本の不動産に興味がある欧米や中国の投資家が多いと感じます。中には、学生ビザなどを取得して、日本に移住したいと言う富裕層もいます。なぜ、世界の富裕層は日本の不動産を買うのでしょうか?(『 花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編 花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編 』)

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プロフィール:花輪陽子(はなわ ようこ)
外資系投資銀行を経てFPに。2015年からシンガポールに移住。ジム・ロジャーズ著『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』(講談社+α新書)をインタビュー監修。『シンガポールで見た日本の未来理想図』(講談社+α新書)『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)など著書多数。「ホンマでっか!?TV」「有吉ゼミ」などテレビ出演や講演経験も多数。

中国の富裕層たちが日本に不動産を買って教育移住している?

シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。現在、日本に一時帰国中です。

さて、PIVOTで中国人が日本の不動産やビザを取得しているという、とても興味深い動画がありました。

経営管理ビザ、高度専門職ビザを取得して、中国の富裕層や中流以上の方が来て、日本のインター校に入る方が増えているという内容です。

シンガポールのインターの多くもチャイニーズスクールと化していますが、日本にも中国の富裕層が推し寄せています。

高度人材や超富裕層の移住は国の経済にとってはよいのですが、シンガポールでは大規模なマネロンの事件が起きました。

※参考:シンガポールの銀行が富裕層顧客の審査強化、資金洗浄対策で-関係者 – Bloomberg(2024年6月10日配信)

日本では海外の金融機関と比べると、KYC(Know your client)やSOW(Source of Wealth)がゆるいと感じることもあるので、心配な部分があります。こうした方達がシンガポールから日本に移住しているという噂を聞くこともあります。

シンガポールのプライベートバンクの多くでは、KYCとSOWが徹底されており、特にマネロン後は非常に厳しくなりました。シンガポールでプライベートバンク口座を保有している方は一定の審査を受けているので安心ですが、ドバイなど規制が緩い国からの方などの場合は注意が必要なのかなと感じます。

身近でも目に見えて感じる「外国人移民」の増加

私は毎年6月・7月に一時帰国をして、子どもを日本の学校に入れているのですが、多くの中国人が日本の公立校にもいて、帰化している方も多いと感じます。

文京区で東京大学が近くにあるという理由もあるのかもしれませんが、一昨年のクラスでは30人中3人は中華系の方がいました。学校周辺の戸建て住宅の表札の名字を見ても外国人の方のものが増えているように感じます。

相続税が支払えなくなる方もいるでしょうから、新しい方に不動産が渡っているのか、常に古い家が取り壊されて、新しい家が建てられている様子を見かけます。

冒頭で紹介した動画では、安い・近い・安全・社会保障がよい・ビザが簡単に取れるという理由からだそうですが、その実態を後ほど私なりに考察をしていきます。

Next: 世界の富裕層が日本の不動産に投資する5つの理由

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