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前澤友作氏の新ビジネス「カブアンド」の成長性とリスクは?利用者のメリット、上場の可能性を解説=澤田聖陽

前澤友作氏が手掛ける新サービス「カブアンド」が始動した。電気やガスなどの生活インフラ利用で、自社の未公開株が付与される日本初の仕組みを採用。そのユニークなビジネスモデルと成長性について考えたい。(『 元証券会社社長・澤田聖陽が教える「投資に勝つニュースの読み方」 元証券会社社長・澤田聖陽が教える「投資に勝つニュースの読み方」 』澤田聖陽)

※本記事は有料メルマガ『元証券会社社長・澤田聖陽が教える「投資に勝つニュースの読み方」』2024年11月26日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:澤田聖陽(さわだ きよはる)
政治経済アナリスト。国際証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券)、松井証券を経て、ジャフコ、極東証券にて投資業務、投資銀行業務に従事。2013年にSAMURAI証券(旧AIP証券)の代表に就任。投資型クラウドファンディング事業を立ち上げ拡大させる。現在は、澤田コンサルティング事務所の代表として、コンサルティング事業を展開中。YouTubeチャンネルにて時事ニュース解説と株価見通しを発信している。

前澤友作氏の新サービス「カブアンド」始動

11月20日、ZOZO創業者の前澤友作氏が代表を務める株式会社カブ&ピースは「カブアンド」のサービスを開始した。

・カブアンド
https://kabuand.com/

カブアンドは電気、ガス、モバイル通信、インターネット回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税といった生活インフラ関連サービスを利用すると、カブ&ピース社の未公開株を受け取ることが出来るサービスだ。

サービスを利用してポイントを付与するサービスは多数あるが、自社の株式を付与するサービスは日本初となる。

利用者のメリットは?

カブアンドは、以下のサービスを提供している。

・電気サービスを提供する「KABU&でんき」
・ガスサービスを提供する「KABU&ガス」
・モバイル通信(MVNO)サービスを提供する「KABU&モバイル」
・ネット回線サービスを提供する「KABU&ひかり」
・ウォーターサーバーのサービスを提供する「KABU&ウォーター」
・ふるさと納税サイトのサービスを提供する「KABU&ふるさと納税」

それぞれサービスを利用すると、利用に応じてカブ&ピース社の株式を受け取れる。

ユーザーにはどんなメリットがあるのか?

それぞれのサービス内容や料金などは既存の他社のサービスと大きな差はないようで、やはりサービスに応じて株がもらえるというのがこのサービスの要諦である。

では、ユーザーは株をもらってどんなメリットがあるのか?

楽天や大手家電量販店のように利用に応じてポイントがもらえるサービスは、そのポイントを利用してモノやサービスを購入することが出来るというメリットがある。

カブアンドのサービスはポイントのようなメリットはないが、その代わりに株をもらうことが出来るので、カブ&ピース社が将来上場する場合に大きなキャピタルゲインが得られるというメリットがある。

サービスを利用するだけで資産運用になるということである。

Next: 成長性や競合は?上場できる?前澤友作氏の動向に期待が集まるが…

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