fbpx

なおも拡大が続く「リユース市場」株価上昇が見込める日本企業5社とは?Z世代が成長を後押し=田嶋智太郎

ブックオフGホールディングス<9278>

1月10日に発表した2025年5月期2Qの連結決算は、純利益が前年同期比29%増の9億1,200万円。国内の中古品販売でアニメキャラクターのフィギュアなど趣味商品の売れ行きが好調だった。

国内ブックオフ事業において、トレーディングカード・ホビー、アパレル、書籍、家電・携帯電話などの好調も続く。また、海外事業セグメントでは、アメリカ国内の「BOOKOFF」、マレーシア・カザフスタンの「Jalan Jalan Japan」それぞれにおいて、既存店の伸長と新規出店が寄与し、売上高が前年同期を上回ったことで、第2四半期売上高2,933百万円(前年同期比130.4%)、セグメント利益414百万円(同101.4%)となっている。

25年5月期(通期)は、売上高が前期比7.5%増の1200億円、営業利益は同14.7%増の35億円、純利益は同23.2%増の21億円を見込んでいる。

ブックオフGホールディングス<9278> 週足(SBI証券提供)

ブックオフGホールディングス<9278> 週足(SBI証券提供)

株価は、目下のところ一目均衡表の週足「雲」上限の水準に上値を押さえられているが、徐々に過去のしこりは解消されつつあり、週足のMACDはゼロ水準に位置する。

トレジャー・ファクトリー<3093>

総合業態の「トレジャー・ファクトリー」中心に服飾専門店、スポーツ・アウトドア専門店、大型品専門店など業態を多様化し、関東と関西でドミナント展開している。

主力の衣料の高い伸びに加えて、ブランドバッグなどの服飾雑貨や電化製品、ホビーなども好調。夏に伸びが一服した訪日客需要も下期になって勢い戻ってきている。

1月14日に25年2月期3Qを発表。衣料が秋冬物需要の伸びを受け、売上高は前年同期比22.7%増。また、外国人観光客向け販売の伸長などから、ブランド品や腕時計などの服飾雑貨は前年同期比24.0%増となった。ホビー用品は、前期にグループに加わったゴルフリユース業態の売上貢献とアウトドアやスポーツ用品が堅調に推移していることから同54.8%増と高い伸び。

トレジャー・ファクトリー<3093> 週足(SBI証券提供)

トレジャー・ファクトリー<3093> 週足(SBI証券提供)

25年2月期は、売上高が前期比21.5%増の418億円、営業利益は同20.7%増の31億円、純利益は同21.5%増の27億円と、過去最高を更新する見通し。

Next: まだある「リユース市場」の成長に乗る有名企業…投資するなら?

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー