楽天銀行<5838>
今週12日に発表した25年3月期(前期)決算と同時に公表された26年3月期(今期)予想がサプライズとなり、13日の株価はストップ高となった。
前期は、経常収益が前の期比で33.7%増、経常利益は同47.8%増、純利益は同47.4%増の508円となり、会社計画の489億円を大きく上回った。続く今期も、経常収益が前期比33.7%増、経常利益は同27.5%増と大きく伸びる見通しで、純利益は同26.7%増の634億円と市場コンセンサスを大きく上回る会社見通しとなっている。
楽天グループの顧客基盤を活かしたクロスセルが奏功し、口座数と預金残高が順調に増加。メイン口座率も上昇が続いており、前期は32.7%に達している。事業規模が急拡大していることによって経費率が大幅に低下している点は目を見張る。

楽天銀行<5838> 週足(SBI証券提供)
株価は、足元で調整含みとなっているが、当面の下値余地は限られると見られる。
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NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信<1615> 週足(SBI証券提供)
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『
田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
』(2025年5月16日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による