まとめ
現在のダイキンは、過去最高益を更新しているものの、主要市場であるアメリカとヨーロッパで需要の読み違えや外部環境の変化による苦戦に直面し、株価は下落傾向にあります。特にアメリカでのシェア回復は容易ではない課題です。
しかし、ダイキンはM&Aによる海外展開、現地化、市場最寄化といった独自の強みを持つ企業です。データセンター向けの需要好調という機会もあります。
今後のダイキンは、アメリカ市場のシェアをいかに回復させるか、そしてデータセンターのような成長分野の需要をどれだけ取り込めるかが鍵となります。事業環境は決して楽観できませんが、これまでの成長力と現在の経営陣の手腕に注目が集まる局面と言えるでしょう。
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『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2025年6月9日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。