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【市場反応】米11月CPIが予想以上に鈍化、1月利下げ観測強まる、ドル売り強まる

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米国労働統計局が発表した11月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.7%と、予想+3.1%を下回った。伸びは9月+3%から鈍化し、7月来の低水準となった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数は前年比+2.6%と、予想+3.0%を下回った。9月+3%から鈍化し21年3月来で最低の伸びを記録した。

米先週分新規失業保険申請件数(12/13)は前週比1.3万件減の22.4万件と、前回23.7万件から予想以上に減少し11月末来の低水準。失業保険継続受給者数(12/6)は189.7万人と前回183万人から増加したが予想を下回った。

米12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は-10.2と、11月-1.7から改善予想に反し悪化。3カ月連続のマイナスとなった。

CPIの予想以上の鈍化で1月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が強まり、米国債相場は続伸。10年債利回りは4.1%まで低下した。ドル売りも強まり、ドルは155円80銭から155円42銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1713ドルから1.1763ドルまで上昇。ポンド・ドルは1.3391ドルから1.3442ドルまで上昇した。

【経済指標】
・米・11月消費者物価指数(CPI):前年比2.7%(予想:3.1%)
・米・11月コア消費者物価指数(CPI):前年比2.6%(予想:3.0%)
・米・12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:-10.2(2.3、11月-1.7)
・米・先週分新規失業保険申請件数(12/13):22.4万件(予想:22.5万件、前回:23.7万件←23.6万件)
・米・失業保険継続受給者数(12/6):189.7万人(予想:192万人、前回183万人←183.8万人)

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