巴川コーポレーション<3878>は10日、2026年3月期第3四半期(25年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.0%贈の261.96億円、営業利益、経常利益については、それぞれ前期並みの12.25億円、14.41億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同17.4%減の8.22億円となった。
トナー事業の売上高は88.29億円(前年同期比6.8%減)、セグメント(営業)利益は5.28億円(同45.8%減)となった。市況低迷によるモノクロ製品の受注減少などにより減収となった。利益面では、市場環境の想定以上の悪化に加え、在庫調整に伴う生産量抑制の影響もあり減益となった。
半導体・ディスプレイ関連事業の売上高は52.04億円(同3.0%増)、セグメント(営業)利益は7.35億円(同24.0%増)となった。半導体実装用テープの販売が堅調を維持したほか、製品価格改定を進めたことなどにより増収となった。利益面では、新製品の立ち上げ期への移行に伴う経営資源の投入は昨年を上回ったものの、競争力ある既存製品の売上増加に加え、価格転嫁の取組みにより前年同期を大きく上回る利益となった。
機能性シート事業の売上高は89.35億円(同7.1%増)、セグメント(営業)利益は3.11億円(前年同期は0.05億円の利益)と大幅増益になった。機能性不織布の中の特殊抄紙技術を活かした製品が大きく売上を伸ばしたほか、製品価格改定を進めたことなどにより増収となった。利益面では、価格転嫁の取組みに加え、機能性不織布の増収などにより、前年同期比で増益となった。
セキュリティメディア事業の売上高は29.72億円(同3.9%増)、セグメント(営業)利益は2.17億円(同10.9%増)となった。宣伝印刷物等の受注は減少したものの、コンビカードの販売が引き続き好調だったほか、通帳類等の重要印刷物が増加した。
新規開発事業の売上高は0.51億円(同126.1%増)、セグメント(営業)損失は6.57億円(前年同期は5.79億円の損失)となった。iCas及びGREEN CHIP関連製品の開発と販売を進めており、半導体製造装置向け新製品やセルロースマイクロファイバー混合樹脂等の上市に向け専心している。
その他事業の売上高は2.03億円(同9.3%増)、セグメント(営業)利益は0.72億円(同38.6%増)となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比4.6%増の360.00億円、営業利益は同9.2%増の14.00億円、経常利益は同1.1%減の15.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.1%増の7.50億円とする期初計画を据え置いている。
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