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ソフトバンク孫社長の「ARM社3.3兆円買収」は無謀な賭けではない=栫井駿介

孫社長が見据える先は…

ソフトバンクの財務が悪化するという声もありますが、アリババやスーパーセルを売却したことで2兆円以上の資金を得ています。孫社長は、その資金を早速ここに投じる何とも大胆なことを行ったわけです。

以前このサイトにも掲載しましたが、孫社長のようなカリスマ経営者のことを常人が理解するのは難しいでしょう。本人も記者会見でこのようなことを語っています。

今回もわかる人にはわかる、わからない人にはわからない。ほとんどの人はわからないだろうけれど、ARM社の事業がこれからのソフトバンクの主事業になっていく。

正直ソフトバンクがARMを買収して、これからどのような方向に向かっていくのか、完全に理解することはできません。しかし、純粋に投資という観点で見ても、ARMの買収は決して無謀ではありません。キャッシュフローが潤沢な企業なので、財務上の負担にもならないでしょう。

このニュースを受けて、ソフトバンクの株価は10%以上値を下げています。これまでもソフトバンクの株価は十分に割安な水準でしたが、それに拍車がかかる状況です。

ソフトバンクグループ<9984> 日足(SBI証券提供)

ソフトバンクグループ<9984> 日足(SBI証券提供)

これまでたくさんの巨額買収を実行し、成功に導いてきた孫社長のことです。今回も何か考えがあってのことでしょう。孫社長が続投する限り、彼の夢にかけてもいいと思える銘柄です。

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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2016年6月24日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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