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「チャートなど役に立たない」天才スタインハルトの名言と投資手法=山田健彦

投資家から慈善家へ

1981年は、スタインハルトにとって運命を変える1年でした。あるとき、FBIから電話が入り、「資本家を狙うテロリストグループの暗殺リストにあなたの名前が載っている」というのです。

この件をきっかけに彼は、成功人の命自分の使命人生の目的などについて深く考え始めます。

幸運にもテロリストから命を狙われることはなかったのですが、それ以降、マーケットでのトレードの成功以外に充実感をもたらすこと、慈善事業の追求に人生をかけ始めたそうです。

金持ちをさらに富ませるより、人生にはもっと崇高なことがあると思うようになった。金持ちを儲けさせることは罪とは思わないが、そのまま天国へ行けるような行為とも思えない。

と述べています。

スタインハルトは1995年に54歳でトレーダーを引退しましたが、2004年11月にマーケットに戻ってきて、ウィズダムツリーの取締役に就任して復帰しました。現在はウィズダムツリーの取締役会長ならびに筆頭株主として、同社の経営に携わっています。ウィズダムツリーは、ETFに特化したファンド運用会社です。

一見、矛盾を孕むスタインハルトの投資スタイル

ファンダメンタル重視、逆張り、短期勝負。分野は、株式、債券、オプション、為替など何でもあり。しかも一定方向の相場の大きな流れに乗るというスタイルです。

ファンダメンタル重視で短期勝負というのは少し矛盾していますが、彼の場合は、長期の見通しに基づいた短期売買ということです。

また、空売りも手がけていました。

機関投資家が好み、その熱狂的な人気に支えられた銘柄を、ファンダメンタル分析で割高だと判断したら、空売りするようにしている。

と言っています。

手法ですが、彼はまず、来る相場の大局を見ます。これはちょうど、我々がここしばらくは原油価格の低迷が続くだろうとか、日本においてはインフレはまだまだ先だろうという、大雑把なレベルでの予想です。

このような方法で相場に対する着想を積み重ねていき、その後に個別銘柄へと進んでいきます。

また、彼は徹底的なファンダメンタリストです。チャートは役に立たないとも言い切っています。

ストップロス注文は使わない。売買ルールもない。ブレイクも見ていない。そもそもチャートは使っていない。チャートを見ても何にもならない。

ちょっと驚きですね。この続きはまた次回お話しします。
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資産1億円への道』(2017年6月29日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。

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