fbpx

見栄を張らない「本当のお金持ち」ほど実践している5つの節約術=河合拓

コンサルタントという仕事を通して、数多くの企業の動向と「世の中のお金の動き」を見つめてきたメルマガ『FRI Magazine』の著者・河合拓さん。今回は資産運用のキモとなる投資信託の上手な買い方、そして本当のお金持ちが実践している5つの節約術をご紹介いただきます。

※本記事は有料メルマガ『FRI Magazine』2016年10月8日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

クレカ、外食、書籍、ファッション…今日からできるコスト削減法

まずはお金を増やす基本を知っておこう

世界のマネーの行き先がわかるようになったら、外国株に投資をしたり、例えば、東南アジアの不動産に投資をしたいとか、いろいろわかってくるようになる。しかし、実際、これらをダイレクトにやろうと思うと、煩わしい手続きが必要になったり、税金対策やリスクヘッジが必要になるため、投資信託などでプロに任せようと思うようになるだろう。

【関連】プロ任せは危険!「投資信託ビンボー」にならないための資産運用入門=俣野成敏

投資信託で、絶対にやってはならないのは短期売買」だ。株は想定した利益を得られれば、売っても構わないが、投資信託というのは5年10年と積立ててずっと放っておくものだ。だから、投資信託をやる場合は、NSAなどの口座をつくり積立式で中長期に運用しておこう。

投資信託というのは、やってみればわかるが株価のように世界経済の動きとはほとんどリンクしない。リンクしても、かなり時差が出るものだ。これは、預かったお金をプロが運用しているため、ダイレクトに市場の反応が現れないからである。

今、何百万円も自由にお金を動かせる人は少ないはずだ。だから、自分は中長期に東南アジアの成長を期待しようという具合に投資信託で積み立てるか、あるいは、毎朝日経に目を通して、毎月こまめに利益確定してゆくような株式売買をやるのか決めなくてはならない。最近は、株でも「ミニ株」や「ワン株」といって、1万円ぐらいから投資ができるようになったので、どちらでもよいと私は思う。

ただし、投資信託は非常に中長期にわたって放っておくことになるし、場合によっては口座が真っ赤っ赤になり、顔が青ざめて損切りしてしまうというリスクも有るため、自分の性格(耐えられるタイプか、せっかちタイプか)も踏まえて選びた

投資で絶対にやってはいけないことって?

さあ、ここまで見えてくると投資も楽しくなってくる。経済誌やこのメルマガを読んでいるれば「儲かりそうだ」という銘柄も見えてくるだろう(私のメルマガは消費財中心だが)。

ここで、一般投資家が陥る罠は生活に必要な資金で投資を始めるということだ。中には、借金をして儲け話に手を出す人も少なくない。特に、自分なりの投資スタイルが確立されてくると、生活費や必要資金を投資に回すことは少なくない。
上記の通り、私の必勝投資スタイルは、「世界のお金の次の場所」を読み、「割安な時期」に 購入し、「必要とあれば数年持っておく」ことで上昇を狙い「想定した利益率が確定した」ら売却するというものだ。したがって、場合によっては数年ぐらい塩漬けの期間が必要になってくる。

私も初期の頃は失敗したが、生活に必要な資金となると、株安トレンドが襲い自分の口座が真っ赤っ赤になると本当に精神的に辛くなる。場合によっては一発逆転狙いで博打に出たり、あまりの怖さに、不要に損切りをしてしまったりするのだ。私も何度もそれをやった。だから気持ちはよくわかる。

更に、子供の教育費、旅行、車のローンなど、必要なお金が足りなくなると、本当はもっと持っていたいのに、お金の必要に迫られて、赤字のまま売却せざるを得なくなり、大損するということもある。だから、投資というのは、極論を言えば10年単位で放っても家計に影響を与えないお金でやるべきである。

そう言うと、必ず「そんな余裕はありません」ということになるが、先ほど言ったように、今はネット証券を使えば、株でも投資信託でも1万円ぐらいからできる。儲けようと思って、無理やり何十万、何百万もかき集めようとするから失敗する。私は、たとえ毎月1万円でも投資の世界を経験することはものすごく良いことだと思う。私は、友人には「たとえ、1万円さえなくても、実際に投資をしたとシミュレーションし、もし、投資をしていたら儲かっていたかどうかを見てみろ」とアドバイスしている。

Next: 【節約術】お金持ちは生活を変えずに「ブランド」や「場所」を変える!

1 2 3 4
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー