私たちは散財させられている?
ここで注意したいのは、上手に「ナッジ」を活用されると、消費者である私たちは知らず知らずのうちに、必要以上に消費させられてしまうことです。
オバマ大統領の例のように、貯蓄額を上げる目的で使われるのならまだ良いのですが、もしあなたがお金を貯めたいなら、営業マンのセールストークを聞くときには、ちょっと「ナッジ」の存在を意識してみるといいですね。
ノーベル賞を受賞したセイラー氏は、「経済的な意思決定の分析において、経済学と心理学の橋渡しをした」と評価されています。今後、行動経済学は、経済学全体に取り入れられる可能性があると話している大学教授もいるようです。あなたもぜひ、行動経済学を意識してみましょう!
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『教育貧困にならないために』(2017年10月10日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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