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それでも日経2万円が遠い理由と、リスクオン再開に向けた僕なりの仮説=長谷川雅一

「リスクオン」と「リスクオフ」が紙一重

もちろん、「トランプ外し」は僕の仮説、あるいは想像に過ぎません。ただ、これまでの経緯を見るに、アメリカ政府としても真剣に「トランプ外し」を検討しなければならない状況に陥っているかもしれない、と僕は思うわけです。しかし現実的には、「トランプ外し」がそう簡単にはできるとは思えません。これからも、まだまだトランプさんの「暴政」が続くでしょう。

彼は、今日(13日)にも、あの「入国禁止令」に代わる新たな大統領令を出すと宣言しており、その内容しだいでは、またマーケットがリスクオフに傾きかねません。

その一方で、アメリカ経済は堅調で、成長期待も大きい。トランプさんの経済政策も、実行されれば、目先は米経済を活性化する可能性が高いでしょう。現に、週末のNYダウは97ドルほど上昇して、20,269ドルの史上最高値で引けています。

要するに、今は「リスクオン」と「リスクオフ」が紙一重、という状況なのです。そして、その「切り替えスイッチ」を握るのは、今のところ、気ままで身勝手なトランプさんです。どちらへ転ぶか、まったくわかりません。

したがって、今は、確信を持って「買える」状況でも「売れる」状況でもありません。本誌に何度か書きましたが、アメリカの政治が、もう少し落ち着くまでは積極的にトレードせず、様子を見るのが一番賢いのではないかと、僕は考えています。

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長谷川雅一のハッピーライフマガジン』2017/2/13号より一部抜粋
※記事タイトル・太字はMONEY VOICE編集部による

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