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バフェット流はもう時代遅れなのか? 一流の投資家が見誤った産業構造の変化=東条雅彦

今の「仮想通貨バブル」は「ドットコムバブル」に似ている

2000年前後に発生したドットコムバブルと今の仮想通貨バブルは、とても良く似ています。ドットコムバブルの時は、会社名に「ドットコム」という名前がついているだけで、株価が暴騰しました。

今の仮想通貨バブルもそんな感じになっています。「仮想通貨」であれば、どんな仮想通貨でも暴騰するという奇妙な現象が発生しており、次から次へと新種の仮想通貨が誕生しています。

2018年1月時点で、仮想通貨の種類はなんと1500種類にも及ぶといいます。これらの1500種類の仮想通貨が未来において全て生き残っているとは到底思えません。どう考えても、そんなに多くの種類の仮想通貨は世の中に不要です。

だから、経済的に需要のない仮想通貨は消えていきます。でも、1500種類の仮想通貨が未来において「全て」消えているということはないでしょう。いくつかは生き残っているはずです。

仮想通貨バブル崩壊後に、本物の通貨革命がやってくる

2000年前後に生じたドットコムバブルでは、人々はインターネット上で買い物をするようになって、リアルな店舗は淘汰されるようになるという、嘘か本当かわからない怪しい話が出回っていました。当時はまだ夢物語だと思われていたのです。

間もなく、ドットコムバブルが崩壊して、「やっぱりインターネットにはそこまで大きな経済的な価値はなかった」と人々は目が覚めました(しかし、後に認識を再度、改めることになります)。

そして、18年が経過した2018年現在、気がつけば、世界の時価総額企業トップ10社のうち、ハイテク企業は7社を占めるようになりました。

<世界時価総額ランキング(2017年12月末時点)>

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しかも、今では「売上高の拡大」「利益の拡大」といった経済性を備えており、「バブル」だと言えなくなってきています。

実際に、アマゾンエフェクトによって、オールドエコノミー企業の売上高はほとんど伸びなくなってしまい、どんどんハイテク企業に市場シェアを奪われ続けています。

そして、バフェットの好む「ワイドモートを持つ企業」という定義そのものがぐらつく事態にまでなってしまっています。

今から思えば、「ドットコムバブル」はAI革命の前哨戦でした。ここで振るいに掛けられて生き残ったハイテク企業が現在、AI革命を主導しています。

今の「仮想通貨バブル」もこれとまったく同じ構図です。後に、「本物の通貨革命」がやってきます。現在はその前哨戦なのです。

・ドットコムバブル=AI革命の前哨戦
・仮想通貨バブル=通貨革命の前哨戦

Next: 仮想通貨には確かな「経済メリット」がある

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